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「データの民主化」を世界へ。データの自動統合サービス「trocco」が海外展開開始

Techable 2022年3月8日 12時0分

株式会社primeNumber(以下、primeNumber社)は、膨大なデータを自動で統合するサービス「trocco」を英語圏に向けて公開し、海外での本格的な事業展開をスタートします。

エンジニアの負担が大きいデータの統合

データは大容量で形式が多様、かつ複数の場所に点在しているので、そのままでは活用が困難です。そのため、データ活用の前準備として「統合」する必要があります。

しかし、多くの企業では、データ統合をエンジニアが手作業でおこなっており、業務を効率よく進められないという課題が浮上。こうした課題を受けて、primeNumber社はtroccoを開発しました。

いつでも誰でもデータを活用できるように

primeNumber社は、「あらゆるデータをビジネスの力に変える」をミッションに掲げ、データテクノロジー領域におけるソリューションを提供しています。

同社が開発したtroccoは、約100種のデータソースと連携し、大容量データも転送できるクラウドサービス。システム開発なしで複数のデータソースに対応した分析基盤を構築・運用することができます。各部署の要件に合わせてデータを自動抽出したり、整備の仕組みを構築したりすることも可能です。

また、いつでも・誰でもデータにアクセスしやすい環境が整うことで、営業やマーケティングなどの部門がデータを素早く活用でき、効率よく業務を遂行できるでしょう。

実際に同サービスを導入した企業からは、「以前は営業企画のメンバーが新しいデータを連携する場合、連携が完了するまで1か月かかっていたが、導入後はメンバー自身が新しいデータを連携できるようになり、早いと数日や数時間で連携が完了するようになった」という声があがったとのこと。

データ統合の世界市場の拡大

株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポートにて「データ統合の市場規模は、2021年の116億米ドルからCAGR11.0%で成長し、2026年には196億米ドルに達すると予測されています」と発表。

ビッグデータ技術の台頭や、クラウドデータの増加などのさまざまな要因が、データ統合ソリューションやサービスの導入を促進すると予想しています。

このような背景から、primeNumber社はtroccoの英語対応を開始し、パートナーやメンバーをはじめとする人員を増やしながら、海外展開を本格化する予定です。

同社は「海外でも拡大する顧客の需要に応じ、『あらゆるデータを、ビジネスの力に変える』べく邁進します。」と語っています。

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株式会社primeNumber
株式会社グローバルインフォメーション

(文・Haruka Isobe)

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