HENNGE株式会社(以下、HENNGE社)は、オンプレミスとクラウドのハイブリッド環境でのシームレスなアクセス管理を実現する新サービス「HENNGE Connect」を2022年4月4日(月)から提供開始します。
新サービス「HENNGE Connect」「HENNGE Connect」は、遠隔からアクセスする利用者と、オンプレミスシステムまたはクラウドサービスを仲介するサービス。
複数のクラウドサービスのIDやパスワードを統合管理するIDaaS/SaaS認証基盤の「HENNGE One」と連携して利用します。
導入に際して、利用中のオンプレミスシステムに大きな変更を加えたり、クライアント側のPCにソフトウェアを導入したりする必要がないため、管理者の運用コストの削減が期待できるでしょう。
オンプレミス・クラウド関係なく一元化HENNGE Connectは、オンプレミスシステムごとにパブリックなURLを発行することが可能です。アクセス時には、HENNGE Oneのアクセス制御サービス「HENNGE Access Control」で認証することで、セキュリティを向上させるといいます。
クラウドサービスと同様に多要素認証のアクセス制御が実行できるため、統一したアクセスポリシーでの運用が可能に。
オンプレミス、クラウド関係なく一元化された使いやすいポータル画面からアクセスできるのも、特徴のひとつといえるでしょう。従業員がシステムごとにVPNをつなぎかえるといった、難しい設定をすることなく利用できます。
VPN利用による不便を解消今回のリリースの背景のひとつに、VPN利用によって生じる「トラフィックの増大」があるようです。
新型コロナウイルスの影響により、テレワークが浸透してきた昨今。企業のシステムへ安全にアクセスできる環境が求められています。
しかし、多くの会社が活用している社内ポータルや自社開発Webシステムなどのサービスは、境界を越えたアクセスを想定していません。リモートアクセスを実現するためには、アクセス権を個別で管理したり、高価なVPNを導入したりする必要があります。
一方で、VPNを導入した場合、VPNにトラフィックが集中して回線速度が低下したり、接続状況が不安定になったりして、業務に支障が出る可能性があるようです。
こうした課題を受けて、HENNGE社はHENNGE Connectを開発。
同サービスは、クラウドサービスを直接インターネットへ、オンプレミスサーバーを社内LANへ接続することでトラフィックを分散し、従来のVPNで生じていた回線速度の低下・接続状況の不安定化を解消できるとのことです。
HENNGE社は「今後、SaaSに加えて、オンプレミスソフトウェアの動作検証も積極的に行い、企業のSaaSシフトや利便性と安全性の両立したSaaS導入を支援してまいります」と語っています。
PR TIMES
HENNGE Connect
HENNGE One
(文・Haruka Isobe)