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改正道交法施行を見据えて設計! 乗り方などのカスタマイズができる電動キックボード登場

Techable 2022年3月24日 9時0分

近年、実用的な移動手段として普及しはじめた電動キックボードには、さまざまなタイプが登場しています。今回紹介するのは、多様化するライフスタイルに合わせてカスタマイズできる「COSWHEEL MIRAI T」。現在、Makuakeにてプロジェクトを実施中です。

なお、同製品は3月4日(金)に閣議決定された道路交通法の改正案にも対応可能な仕様となっています。

カスタマイズやアプリ連携など魅力満載

「COSWHEEL MIRAI T」は、標準装備のサドルを六角レンチ(付属)で簡単に脱着可能。用途や気分に応じて立ち乗り・座り乗りを選べます。現在、「前かご」や「サーフボードキャリア」といったオプション品も開発中です。

また、スマートフォンアプリとの連携も。電源のオンオフやバッテリー残量・走行可能距離の表示、防犯機能などを実装するようです。

バッテリーは、脱着可能なリチウムイオンバッテリーを採用。3.5時間でフル充電し、標準搭載の10Ahバッテリーなら約30~40km、オプション販売の20Ahバッテリーなら約60~70km航続できるといいます。機体のバッテリーのほか、USB給電口からスマートフォンなどを充電するモバイルバッテリーとしても利用可能です。

そして、工具なしで簡単に折りたためるのもポイント。一般的なSUV車に2台積めるようです。

安全性を追求した設計

同製品は、アクセルの誤作動を防ぐために“キックスターター方式”を採用。足でキックボードを蹴り出し、少しスピードが出た状態でないとアクセルは反応しません。

「なんだか疲れそう」と思うかもしれませんが、スピードに乗ったあとは「オートクルーズ機能」で定速走行もできます。モーターは500wのパワフル仕様で、最高時速は約39kmです。

同製品は、バックミラー・ウィンカー・速度計・前照灯・制動装置など必要な保安装置を実装し、性能テストをクリア。現行法の保安基準をすべて満たしている点も安心といえるでしょう。

改正道交法にも対応できる

先日閣議決定された道路交通法の改正案に、電動キックボードに関する内容が盛り込まれています。最も大きな改正点は、最高時速20km以下の電動キックボードを「特定小型原動機付自転車」と分類し、免許不要で使用できるようになったことでしょう(16歳未満は運転不可)。

このほか、ヘルメット着用が努力義務となったり、自転車専用通行帯走行や一定の条件下での歩道走行が可能となったりするようです。

同製品は、この改正道交法施行を見据えて設計されました。大きく変えなければならないのは最高時速でしょう。現時点では約39kmですので、「特定小型原動機付自転車」の条件を満たしていません。

そこで、「スピードリミッター」などで設定最高速度を超えないようにするなどの対応を予定。ユーザーは、法改正対応キットをECサイトや提携販売店(全国100店舗以上)で購入して各種部品を交換したり、アプリをアップデートしたりすることで新基準をクリアできるようです。もちろん、従来どおり「原付扱い」での利用もできます。

試乗・展示会を開催予定

同製品はすでに目標額達成率2000%を突破。執筆時点では、10万3800円(税込)で1台入手できます(カラーは6色)。6月13日(月)まで支援を受け付け、9月末までに発送予定です。ただし、リターン発送には「ナンバー・自賠責保険取得の画像」が必要となります。

ちなみに同製品は、姉妹車の電動3WAYバイク「COSWHEEL MIRAI」とともに3月25日(金)~27日(日)の期間、東京ビッグサイトで開催される東京モーターサイクルショーに出展予定。以降、4月・5月にも愛知県や静岡県で試乗・展示会を実施するようです。

Makuake
「COSWHEEL MIRAI T」公式サイト

(文・Higuchi)

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