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デジタルファッションアイテムを“試着”! NFTをARで体験できるアプリ登場

Techable 2022年8月23日 8時0分

近年は、バーチャルスニーカーをはじめとした、NFT化したファッションアイテムが注目を集めています。

しかし、デジタル上にデータとして残り続けるという利点がある一方で、「実物と違って実際に着用できない」といった課題もあるようです。

そんななか、株式会社1SEC(以下、1SEC)は、NFT化したデジタルファッションをARで着用できるスマートフォンアプリ「METADRIP」のβ版をリリースしました。

カメラを通じて3DCGのNFTを着用できる

「METADRIP」は、3DCGで生成されたNFTをはじめとしたデジタル資産をスマートフォンのカメラを通じて、ARで着用・体験できるスマートフォンアプリ(現在、iOSのみ対応)。

ARを介してリアルタイムでデジタルファッションNFTを着用するほか、ARで試着した写真やビデオをSNSにアップロードして楽しめます。

実際にMETADRIPをダウンロードしてみたところ、NFT化されたスニーカーやサングラス、ジャケットなどが販売されていました。アイテム画像の下に表示されている「TRY AR」のボタンをタップすると、購入前にARでアイテムを試着できます。

今後は順次、ラインナップを追加し、NFTとして発行された特定のアイテムを所有者のみが着用・体験するほか、アプリのデジタルワードローブで管理することが可能になるといます。

NFTの新たな実用性を生み出す1SEC

NFTの市場規模は年々増加しており、2022年には50億ドル(約4兆円)、2025年には800億ドル(約9兆1000億円)になると予測されています。

NFTのなかでも、近年はとくにメタバース空間でアバターが身につける「デジタルファッション」としてのNFTが注目を集めており、観賞用のデジタルアートとして販売する企業が増えてきました。

1SECはデジタルファッションの有用性を意識し、より実社会で利用されるNFTを目指す一つのアプローチとして、AR技術を活用し「NFTを着用する体験」を提供するMETADRIPを開発しました。

3Dアバターが当たるARコンテストを実施

METADRIPβ版のリリースを記念して、1SECは「MetaSamurai」が当たるARコンテストを実施します。

MetaSamuraiは、ロサンゼルスと東京を拠点にWeb3プロジェクトを開発・運営するクリエイティブ集団「1BLOCK」(1SEC運営)が提供する1/1スケールの3D NFTコレクションです。

2022年6月には、プライド月間(PRIDE MONTH)をたたえるプログラムの一貫として、ファッションブランド「COACH」とコラボレーション。

同年8月には、若き日のルパンたちを描いた小池健監督作品「LUPIN THE ⅢRD」シリーズとコラボレーションし、シリーズの登場人物をイメージした3DCGアバターとNFTスニーカーを販売しました。

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「METADRIP」公式サイト

「METADRIP」アプリ(iOS版)

(文・Haruka Isobe)

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