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全国の博物館・美術館が収蔵する作品が集結。オンラインミュージアムで場所に捉われない文化体験

Techable 2022年9月12日 16時0分

感染症拡大の影響により、美術館へ足を運ぶ人が減少している近年。とくに遠方の美術館へ行くには移動時間がかかるため、なかなか足を伸ばせない人もいるのではないでしょうか。

ナレッジ・クライマー(能登印刷株式会社:以下、能登印刷)が提供する「MU(ミュー)」は、全国のミュージアムが収蔵するアートや文化財を鑑賞できるプラットフォーム。

あらゆる環境や条件に左右されることなく、すべての人が気軽にアートや文化財と出会い、アクセスできる環境をつくります。

多様なミュージアムの作品と巡り合える

「MU」は歴史博物館や自然史博物館、科学博物館、美術館など、日本全国のミュージアムが収集するコレクションが集まるミュージアム・コレクション・プラットフォームです。

アクセスしにくい場所にあるなど、普段接点のなかった博物館や美術館にいつでも、どこからでもアクセスし、作品の鑑賞や学びの機会を得ることができます。

また、観たことのないミュージアムのコレクション、熱量のあるキュレーターが解説する動画などに触れることで、知的好奇心を満たしたり、お気に入りの作品を発見したりすることが可能。

さらに、さまざまなミュージアムのコレクションと接することにより、分野横断の学びと、文化財が持つ背景を通じて、地域の風土や歴史に対する理解を深められます。

豊富な検索機能で作品を探せる

MUでは、豊富な検索機能を搭載。作品名や作者名、キーワードでの検索はもちろん、油彩画・水彩画・彫刻などのジャンルや、中世・近世などの時代、レッドやブルーといった“色”から作品を検索することが可能です。

特定のテーマで作品群を集めて紹介する「EXHIBITION」(展覧会)では、個々のコレクションを観るだけでは気づかないようなストーリーと出会うことができます。

なお、MUの会員は無料会員、プレミアム会員(有料)の2種類。無料会員でも、MUに登録された文化財や美術作品やEXHIBITIONページの一部を鑑賞できるので、気になる人は登録してみてはいかがでしょうか。

展示スペースやニーズの課題解決へ

ヨーロッパでは芸術や文化についての意識が高く、コレクションを購入し「常設」で集客するのが主流だといいます。

しかし、日本では海外から費用を払ってコレクションを借りて「企画展」で集客するのが主流。スペースの問題でコレクションを常設展示できないばかりか、企画展は権利の問題から2次利用できず、美術館が資金や人を集めにくい状況のようです。

さらに、知名度のある大規模な展示会などは脚光を浴びる一方、地域の美術館のコレクション展に注目が集まりにくいという課題があるとのこと。

そこで能登印刷はMUをリリースし、「展示スペースがない」「ニーズが少ない」などの理由で公開できていなかった作品を公開・収益化するシステムの提供を開始しました。

PR TIMES
MU

(文・Haruka Isobe)

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