環境省の補助事業『食とくらしの「グリーンライフ・ポイント」推進事業』に採択された株式会社Linkholaは、通勤や通学での移動に伴う二酸化炭素の削減を目的とした実証実験を福岡県糸島市地域を対象に開始します。
環境に優しい行動にポイント付与温室効果ガス排出量の削減や2030年食品ロス半減、ワンウェイプラスチック25%排出抑制などを目指す環境省が実施する『食とくらしの「グリーンライフ・ポイント」推進事業』。
消費者一人ひとりのライフスタイルの転換を加速させるために、環境配慮製品を選択するなど消費者の“環境に優しい行動”に対して企業や地域がポイントを発行する取り組みを支援しています。
今回の実証実験では、通勤や通学で使う移動手段を変えることで削減したCO2の量に応じてポイントを発行。乗り物移動のCO2削減量10gにつき1ポイントを付与し、ポイントはエシカル商品やサービスの割引特典と引き換え可能です。
「日本のCO2排出量の3割を占める運輸部門で個人が取り組めるポテンシャルを引き出す」、「スマホアプリを利用することで通勤・通学での行動変容を促進し、脱炭素社会の実現に貢献する」、「糸島市・九州大学などと連携して地域規模の事業を成功させ、全国規模での展開を図る」といったねらいがあります。
実証実験の実施期間は、2023年2月28日(火)まで。糸島市民が積極的に脱炭素活動を行い、環境に優しい商品やサービスを購入することで「脱炭素習慣」への意識が自然と身につくことが期待されています。
脱炭素活動への貢献度をアプリで可視化本実証実験では、「全ての移動で脱炭素化を」をコンセプトに掲げるスマートフォンアプリ「こつこつ(CO2CO2)」を使用します。アプリをインストールし、移動ルートや乗り物を登録すると、電車やバス、徒歩移動によるCO2排出削減量が自動的に記録されます。溜まったポイントは割引クーポンや優待券と交換できるため、楽しくお得に脱炭素活動を行うことができるでしょう。
「こつこつ(CO2CO2)」は、2023年3月以降から、ゼロカーボンシティを宣言している自治体や脱炭素型まちづくりの推進地域などに、ローカル版「こつこつ(CO2CO2)」の提供拡大を目指しており、今後の動きにも注目です。
PR TIMES
(文・優花子)