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相手の住所を知らなくても贈れるeギフトサービス「AnyGift」。資金調達でEC・D2C企業への導入を加速

Techable 2023年2月9日 13時0分

eギフトサービス「AnyGift(エニーギフト)」を運営するAnyReach株式会社が、シードラウンドにてCoral Capital、XTech Ventures、グローバル・ブレインを引受先とした1.1億円の資金調達を完了しました。

ギフトサービス「AnyGift」とは

AnyGiftとは、EC・D2Cを運営する企業がeギフト(ソーシャルギフト)機能やオンラインギフト機能を、自社のECサイトなどに組み込むことができるサービスです。

住所を知らない相手に贈れるだけでなく、ギフトを受け取る側が受取日時を指定できる機能や、好きな商品を選べるカタログギフト機能など、「オンラインでのギフト体験」ならではの特徴があります。

ギフト送付をきっかけに、ギフトを受け取った人が、その商品を認知し、その商品を気に入れば新規顧客として、再度購入するという好循環が期待できます。

また、企業側としては、 ギフトを贈る側と受け取った側の情報を取得できるので、より踏み込んだマーケティングアプローチが可能になり、ファンがファンを呼ぶ仕組みをギフトで創ることができます。

AnyGiftの導入企業数はサービス開始から8ヶ月間で500社を突破し、eギフトの総流通額は710%以上成長しています。

AnyGift導入企業からは、

導入から約半年が経過し、順調にeギフトの利用が増加しています。(中略)また、アプリも新しい機能が続々と追加されており、日々進化されていると感じます。

といった声が集まっています。

さらなる国内企業への導入や、海外展開のための開発準備を進める

EC事業者にとって、eギフト機能の実装は依然としてハードルが高いといいます。また、サードパーティークッキーの規制やSNSアルゴリズム変更などにより、顧客獲得コストが大きく上がっており、ギフトを活用した新しい集客や、ファン獲得ができるツールが、現在求められているとのこと。

そうした中、AnyReach株式会社は、今回調達した資金を元に、さらなる国内のEC・D2C企業へのAnyGift導入を進める方針です。また、今後の海外展開のための開発準備や、そのために必要な採用の強化を進めていく予定です。

グローバル・ブレイン 都 虎吉氏のコメント

今回、グローバル・ブレインの主催するアクセラレータープログラム「XLIMIT」を通じて中島さんの率いるAnyReach社とご一緒することができたことを、とても嬉しく思っております。AnyReachがサービス展開しているeギフト領域は、ギフト市場という莫大な市場の中で特に急成長しているセグメントであると同時に、未だに技術的にもUX的にも改善点がたくさん残されている領域でもあります。AnyReachの強みである「顧客ファーストを徹底したプロダクトマネジメント」を駆使することで、この領域にイノベーションをどんどん生み出していければと思います。私たちも全力で応援させていただきます。

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000088422.html

(文・Yuya Yamazaki)

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