NECの子会社で、新事業の創出を推進するNEC X, Inc.は、ドローンを使った捜索・救助支援ソリューションを提供するスタートアップ「Flyhound Corporation」を設立しました。
FlyhoundのソリューションとはFlyhoundが提供する捜索・救助支援ソリューションは、NEC欧州研究所が開発した技術「SARDO」を使用したものです。
行方不明者や災害被災者の携帯端末からのセルラー信号をドローンが三角測量し位置を特定。捜索エリアのデジタル地図上でリアルタイムに表示することで、捜索にかかる時間を短縮するものです。これによって、30分以内に半径50メートルの精度で行方不明者の位置を特定でき、早期救助の実現に貢献します。
アクティブな携帯電話ネットワーク信号を必要としないため、携帯電話ネットワークインフラが利用できない遠隔地や災害地域での使用に最適です。
←市販品のドローンに搭載されたFlyhoundモジュール
また、赤外線カメラを搭載した既存の捜索救助用ドローンと異なり、樹木や葉、建物などで視界が遮られた場合でも位置を特定できるため、地震や洪水などによるガレキが散在するような環境下でも被災者や行方不明者の居場所が予測できます。
Flyhoundは、NEC Xから独立したいま、資金調達及び事業成長に向けた活動を本格化しました。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000246.000078149.html
(文・橋本憲太郎)