株式会社CyberZと株式会社OENは、NFT(非代替性トークン)で日本の文化を世界に発信するプロジェクト「JINP(Japan Inspired NFT Portal)」第2弾を発表。
同プロジェクト第2弾では、人間国宝を含む3名の作家による伝統工芸作品をテーマとしたNFTコレクション「温故知新」をリリースします。発売予定日は2023年3月頃です。
9種の特別な「1点モノNFT」など展開「JINP」は、四字熟語を作品のコンセプトとし、漢字・和色・日本画・着物など日本の文化を世界に発信するNFTプロジェクト。
第1弾では、10名のイラストレーターが、日本の伝統色である「和色」を表現するNFT作品「十人十色」をリリース。総額16ETH(約300万円)を超えるオークション結果となりました。
第2弾の「温故知新」は、ストリートフォトグラファーの「RK」さんが、クリエイティブディレクターを担当。蒔絵の人間国宝として認定された室瀬和美さん、染織作家の土屋順紀さん、磁器作家の神農巌さんによる作品をもとに制作されたデジタルアートを発信します。
同コレクションでは、RKさんが撮影した写真と伝統工芸作品を組み合わせた全9種の特別な「1点モノNFT」と、3DCG技術により可能な限り本物の作品の美しさを再現した全9種の「3D NFT」を展開。
プロジェクトによって作家が得る収益は、全て伝統工芸技術の継承と次世代の育成に使用される予定です。
所有者には特典付与1点モノNFT・3D NFTの購入者は、特別解説が実施されるオフライン展示会に招待されるほか、所有者限定のdiscordチャンネルへの参加権が与えられます。今後のJINP関連プロジェクトでの優遇も受けることができるとのこと。
また1点モノNFTの購入者には、3D NFTエディションが1点贈呈されるほか、落札した作品の作家の工房を見学する権利が与えられます。
購入したNFTは、OpenSeaといったNFTマーケットプレイスで閲覧することが可能。3D NFTについてはOnCyberでの閲覧が推奨されています。
室瀬和美さんのコメント温故知新について、室瀬和美さんは以下のようにコメントしています。
伝統工芸の1000年以上に渡る歴史をNFT作品に凝縮して発信するという今回の取り組みに対して、私たちが体験したことのなかった新たな世界に入っていくような感覚を抱いています。
技術というかたちのないものが受け継がれて、そこからいままで想像しなかった新しいかたちが生み出されていく。我々の伝統とNFTの最先端は何ひとつ変わらないと感じられましたし、革新を続ける工芸の世界を多くの人々に知ってもらえたらと思います。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001214.000006792.html
(文・S.Inosita)