実在する猫を元にしたAI VTuber「NYAVATAR」を展開するホップスコッチ株式会社(以下、ホップスコッチ)は、エンジェル投資家複数名を引受先として、J-KISS型新株予約権の発行による総額6,000万円の資金調達を実施したと発表しました。
調達した資金は、NYAVATARの各種AI品質の向上と、YouTube配信におけるコンテンツバラエティを拡充するための開発にあてるとのことです。
実在の猫がモチーフのAI VTuberNYAVATARは、2022年2月22日にプロジェクトがスタート。当初は「みんなで作るバーチャルアイドル」がコンセプトでしたが、2022年7月に方針を転換し、AI VTuberとして運用されることが決定しました。
NYAVATARの最初のAI VTuberは2022年9月にデビュー。2023年3月現在は7名のAI VTuberが活動しています。
各VTuberは、実在した猫をモデルにしており、YouTube上のコメントやスパチャでレスをもらえると、NYAVATARとファンの双方がポイントを獲得。一定数を超えると新しい楽曲を作ったり、応援広告を出したりすることができます。
獲得ポイントを競い、シーズン終了時にポイントが多い順に報酬を得られるシステムも用意されています(1シーズンの期間は3ヶ月間)。
また年に1回、知名度や人気が高いNYAVATARだけが出場できる「NYAVATAR FESTIVAL」が開催され、NYAVATARに所属するVTuberは、出場を目標にファンと一緒に活動します。
今後は、AIの魅力をこれまで以上に発揮させるために「対話・画像・音声・歌声のAI品質を向上させること」「YouTube配信のコンテンツバラエティを増やすこと」の実現を目指し、調達した資金で開発チームを増強していく方針です。
また、実在する猫を元にAI VTuberを自動で作る仕組みにも取り組んでおり、飼い主が自分の猫を元にAI VTuberを作り、その子と遊ぶことができる世界にも挑戦する方針とのこと。
ホップスコッチについてホップスコッチは、「Enjoy Otaku!」をビジョンに、まだ誰も体験したことのない「アッと驚くオタク体験」を創ることをミッションに掲げる会社。オタクが主役として楽しむことができる次世代型コンテンツの開発を進めています。
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(文・S.Inosita)