株式会社wevnalは、同社が運営するAIチャットサービス「BOTCHAN AI」に、ChatGPTを導入したと発表しました。現在、一部顧客に対して、会話コマースのプレビュー提供が開始されています。
顧客生涯価値向上にChatGPTを活用「BOTCHAN AI」は、ユーザーの不安を解消することで、購入を後押しするチャットボットサービスです。
同サービスでは、AIを用いた学習データの管理や、問い合わせデータの分析などが可能。PDFを直接的に検索データとすることや、具体化されていない質問そのものを先に予測することで(質問者の)疑問解決の精度を向上させます。
これまで「BOTCHAN AI」では、wevnalがカスタマイズしたGenerative AI(GPT-3)を導入していましたが、今回、Azure OpenAI ServiceのChatGPTモデルへの切り替えが行われました。
Azure OpenAI ServiceについてAzure OpenAI Serviceはセキュリティ、信頼性、コンプライアンス、データ プライバシー、組み込み型のAI機能を使用して、生成型AIモデルを活用できるサービスです。
今回、wevnalは以下のような高度なセキュリティと、ChatGPTモデルの高い利便性を享受できることを理由に、Azure OpenAI ServiceのChatGPTモデルを導入したとのこと。
【Azure OpenAI Serviceを選んだ理由】
・入力された情報が自社内でしか利用されないというプライバシー保護
・プライベートネットワークを利用したネットワーク環境の隔離やアクセスコントロール(RBAC)によるセキュリティ保護
・AIにとって有害な入力が自動でフィルタされ、学習に利用されないというセキュリティ保護
ブランド体験の向上を目指す「BOTCHAN AI」は、以前からユーザーとのコミュニケーションを通して、不安や疑問を解決することに一定の成果をあげていましたが、解決しない問題や深堀りしていくことで分かるユーザーの問題に対応することが困難なケースがあったそうです。
質問者であるユーザーに寄り添ったコミュニケーションを通じて、消費者の疑問解決や購買行動の高度な支援を行えば、ブランド体験の向上ができるのではないかという仮説に基づき、ChatGPTの導入に至ったとのことです。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000137.000015648.html
(文・S.Inosita)