京都府・亀岡市は、市の歴史文化を発信するメタバース空間「KAMEOKA VIRTUAL HISTORIA-亀岡バーチャルヒストリア-(以下、バーチャルヒストリア)」を公開しました。
メタバースで歴史を学ぶ「バーチャルヒストリア」は、亀岡市文化資料館が所蔵する文化財や、市内各地の伝統芸能・祭事・風習・自然などの歴史文化資源を再現したメタバース空間。
現在はみられない⻲山城天守や御殿など、江戸時代の亀岡がワールド化されています。参加者は、各所にちりばめられた歴史資料を集めることで、地域にまつわる歴史に触れることができます。
参加者同士の交流を軸とする一般的なメタバース空間とは異なり、クエスト型のゲームに似たストーリー性を付加しているため、参加者は1人でも長時間メタバース空間を楽しめるとのこと。
複数エリアを自由に探索メタバース空間は、亀岡市の自然・歴史・文化を象徴する「丹波亀山城」「保津川」「丹波国分寺跡」「福壽山金剛寺」「霧の宝物殿」「棚田の村」などのエリアに分かれています。参加者はこれらのエリアを自由に行き来し、亀岡の魅力に触れることができます。
「HISTORIA-歴史書-」の完成を目指す「バーチャルヒストリア」の参加者は、亀岡市文化資料館からの依頼で、亀岡の歴史を収集するための“HISTORIA-歴史書-”を作り上げる主人公となり、過去の亀岡にタイムスリップします。過去の時代で「歴史物語の破片」を集め、「亀岡の歴史物語」の完成を目指す…というストーリーです。
デジタル文化資料館構築事業の一環「バーチャルヒストリア」は、亀岡市が展開している「⻲岡市デジタル文化資料館構築事業」の一環として制作されました。
同事業は、地域に眠る様々な魅力をデジタルの活用により適切に保全するとともに可視化し、多くの人に最大限届けることが目標。文献や仏像、芸術作品などの文化遺産をデジタルアーカイブ化した「データベース」や、それらにアクセスするプラットホームとなるホームページの制作などを行っています。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000052338.html
(文・S.Inosita)