株式会社fondi(以下、fondi社)は、同社が運営する英会話メタバース「fondi」に、AIアバターと実践的な英会話を楽しめる「AI会話練習エリア」を導入したことを発表しました。
同エリアでは、「fondi」の案内人である「キャサリン(AIアバター)」が会話の主導役となり、実践的でカジュアルな英会話を楽しむことができます。OpenAI社が公開したChatGPT API(gpt-3.5-turbo)及び Whisper API(音声認識API)を活用し、高精度・高速な音声認識及びAIによる返答出力により、まるでAIアバターと会話をしているような体験を提供します。
AIアバターの質問に答えて英語学習「fondi」は、世界中の英語学習者と一緒に、実践的な英会話を楽しめるメタバース空間。「カタコト英語から始まる、バーチャル海外生活」がコンセプトです。同アプリは2020年5月にリリースされ、累計インストール数は40万件以上。東南アジア・アフリカ地域8カ国9地域のユーザーを中心に支持を集めているそうです。
今回実装された「AI会話練習エリア」では、AIアバターが身振り手振りと共にユーザーへ質問を投げかけます。ユーザーが音声入力ボタンから自分の発話内容を返すと、AIアバターがさらに音声で返答します。
言い換え(”Pardon?”ボタン)や、会話トピックの変更(”NwTopic”ボタン)を、AIアバターにお願いすることも可能です。
他ユーザーとのマッチング機能も存在AIアバターとの会話練習を通じて、英語を話す自信がついてきたら、その場で世界中からアクセスしている英語学習者とリアルタイムでマッチングできます。
近日中に会話ログ機能の実装も予定されており、同機能を使用することで、理解できなかった内容を自国語に変換して確認できるほか、自分の発言内容に対する学習観点からのフィードバックを得ることも可能です。
英会話の障壁を下げ、居心地よく過ごせる空間にメタバース空間では、ユーザーが目的を持って集まり、その場所でコミュニケーションを楽しめることが重要です。fondi社は、ユーザーが空間上で英語を話す障壁を下げ、世界中のユーザーと居心地良く時間を過ごせるワールド作りに注力しています。
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(文・S.Inosita)