株式会社イオトイジャパン(以下・イオトイジャパン)は、サッポロ不動産開発株式会社と共同で、アプリインストール状況データを提供するサービス「ショコワ」を開始しました。
「ショコワ」は、画像分析AI搭載カメラ(以下、AIカメラ)によりスマートフォン画面を撮影することでアプリアイコンを検知するための技術を用いています。
「ショコワ」開発の背景現代社会において、スマートフォンは消費者が生活に必要な情報を取得する上で欠かせない手段となっています。そのため、人々がスマートフォンにどのようなアプリをインストールしているかというデータから、人々のライフスタイルや嗜好性を把握することができます。
「ショコワ」はAIカメラを使って、スマートフォンの画面を撮影し、アプリのインストール状況データを収集するサービスです。このデータを活用して、人々の嗜好性やライフスタイルの変化を分析し、洞察を得たり、細やかなマーケティング活動を行うことができます。
「ショコワ」の仕組みと展望「ショコワ」は、人の集まる施設内にAIカメラを設置し、スマホアプリデータを取得しクラウドに転送することで、データの取得と分析を可能にするサービスです。
現在、個人情報を含まない形でスマホアプリデータを取得する技術開発は完成しており、データの分析は親会社であるLTSのデータサイエンティストチームがサポートします。
イオトイジャパンは、将来的に自社施設にAIカメラを設置し、独自のデータを取得してマーケティング活動等に活用することも想定しているとのことです。
ロケーションに基づくデータ「ショコワ」では、AIカメラを設置したロケーションを訪れた人のみに絞ったデータ取得が可能です。将来的には複数のロケーションにAIカメラを設置することで、ロケーションごとの傾向や違いを把握できます。
また、パネルユーザーやアンケート調査と異なり、データ取得対象者を限定しないため偏りが少なく、実態に近いデータを取得できます。さらに、AIカメラでリアルタイムに取得されるデータを即座に入手できるため、数か月前の状況に限らず現在の状況を把握することが可能です。
時系列で比較できるデータ設置したAIカメラで継続的にデータを取得・蓄積することで、世の中のトレンドの変化を時系列で分析でき、ビッグデータとして活用できます。
また、本サービスは従来の調査会社に依頼するよりも低コストであり、数万〜10万円単位に設定されています。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000205.000032743.html
(文・杉元 旭)