株式会社アンドパッド(以下、アンドパッド)は、東京都・町田市と協働し、営繕業務の効率化に向けた実証実験を実施することを発表しました。
アンドパッドが手掛けるクラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」を活用することで、市が発注する建築工事に係る工事受注者等の負担軽減や各種業務の効率化・高度化を目指します。
工事受注者の負担を軽減実証実験では、「ANDPAD」を使用してオンライン上で工事書類の提出を可能にすることで、工事受注者の負担軽減や建築工事に係る情報の一元化、工事工程管理の最適化といった取り組みが行われる予定です。
また「ANDPAD」は主に民間事業者が発注する工事において利用されていますが、地方公共団体による工事の発注時においても利用しやすくするため、町田市とアンドパッドが共同して「ANDPAD」の改善を図るとのこと。
町田市では、以前から組織横断的に市のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する「”e‐まち”実現プロジェクト」に取り組んでいます。
同プロジェクトは、市民の利便性向上と市役所業務の生産性向上を目的としており、今回のアンドパッドとの実証実験も、プロジェクトの一環となります。
経営改善までを一元管理できるクラウドサービス「ANDPAD」は、2016年に提供が開始された、現場の効率化から経営改善までを一元管理できるクラウド型建設プロジェクト管理サービス。
クラウドで案件管理や帳票作成が行えるほか、スケジュールを記載して共有できる工程表などを設定することが可能。日報、月報などの各種報告をスマートフォン上から提出することも可能です。
写真や各種資料の共有や、必要なデータの出力(紙、PDF、エクセル)にも対応しており、既存の業務フローと連携して使用することができます。また案件ごとにメンバーが参加するチャットルームも開設され、チーム内のやり取りなどを、チャットルームに一本化できます。
進む自治体のDX推進2023年現在、地方自治体では、DXに関する取り組みが積極的に行われており、こういった動きに対応するサービスが各企業から登場しています。
2023年4月には、NTTビジネスソリューションズ株式会社が防災テックベンチャーの株式会社Specteeと連携し、災害時の迅速な情報収集・共有ができる自治体向け防災DXサービス「Spectee Pro for elgana」の提供を開始しました。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000079.000018154.html
(文・S.Inosita)