Infoseek 楽天

AR作成サービス「palanAR」に、仮想空間へのドアを作れる新機能が追加

Techable 2023年5月18日 22時0分

株式会社palanは、ビジネスやエンターテインメントなどの分野で活用するWebAR(Web上で動作するARコンテンツ)を作成できるサービス「palanAR(パラナル)」に、新たに「ポータルAR」機能を実装しました。

「ポータルAR」を使うことで、ARを活用したポータル(現実世界と仮想空間を繋ぐ扉)を、Web上で簡単に作成できるようになります。

法人向けプランも展開するAR作成ツール

「palanAR(パラナル)」は2019年にサービスが開始された、簡単にWebARを作成できるオンラインツール。

直感的な操作により、Web制作やAR作成のプログラミング知識がなくても、AR名刺・はがきや、AR動画、3DモデルARなどのARコンテンツを簡単に制作できます。

支払いプランは、フリー(お試し)プランとレギュラープラン、法人向けのエンタープライズプランの3つ。

エンタープライズプランでは、ARモデルやAR動画作成のほか、GPSを利用したイベント会場限定コンテンツの作成や、商品やポスターから出現するARコンテンツ、SNSシェアボタン設置といった機能を用意しています。

また、米Niantic社のWebAR開発エンジン「8th Wall」を使用できる「プレミアムオプション」も提供中。より高度なWebARの作成が可能になり、教育やECといった領域に対応したコンテンツを作成できるとのこと。

同プランの価格の詳細は、以下の画像の通りです。

教育領域やイベント会場での使用を想定した新機能

今回実装された「ポータルAR」機能は、現実世界の空間に仮想的なポータル(扉や入り口などの3Dモデル)を設置し、そこから仮想空間へ移動することを可能にするシステム。

宇宙空間や海底、恐竜の世界など、想像力を掻き立てるような場所にアクセスできるコンテンツを作成できます。

同機能は、世界各地の名所や史跡、古代の住宅や街などにアクセスするといった教育分野での活用や、会場限定コンテンツに「ポータルAR」を用いるといったイベントシーンでの活用が想定されているとのこと。

作成したコンテンツはスマートフォンから体験可能。VRゴーグルなどの特別なデバイスを用意する必要はありません。

なお、「ポータルAR」機能を使用するためには、先述した「プレミアムオプション」の契約が必要になります。
企業によるXR技術の活用が進む昨今、ARを活用したコンテンツやPRの展開といった試みが今まで以上に注目を集めつつあります。

今後も「palanAR」とその新機能「ポータルAR」の活躍に期待していきたいです。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000166.000028239.html

サービスURL:https://palanar.com

(文・S.Inosita)

この記事の関連ニュース