株式会社地震科学探査機構(以下、JESEA)は、同社の地震予測サービス「MEGA地震予測」が、2023年5月22日に発生した新島・神津島近海を震源地とする地震(震度5弱)の予測に成功していたことを発表しました。
予測情報をスマホアプリ上で配信する「MEGA地震予測」「MEGA地震予測」は、人工衛星の各種データを使用した全く新しい方法で地震の前兆現象を捉え、解析した予測情報をスマホアプリ上で配信するサービス。月額380円(税込)で利用できます。
同サービスでは、地殻の異常変動の解析、ダイナミックAI解析、ミニプレート解析、搬送波位相解析など10種類の前兆現象を捉えて総合的な予測を実施。
「想定場所でマグニチュード6クラス以上の地震が1か月以内に起こる」ことを予測する「ピンポイント予測」をはじめ、動画による地震予測の解説、地殻変動がビジュアルでわかるコンテンツなどが実装されています。
70%を超える的中率「ピンポイント予測」は、特許技術を含めたJESEAの先端技術を結集し、10種類以上の複数の前兆現象を有機的に結合させ予測の精度を高めています。なお2022年には、21回の地震予測を行い、15件が的中(71.4%)するという精度での地震予測に成功しているそうです。
最新の地震予測情報を動画で解説また、動画配信サービスも展開しており、テレビの天気予報を見るような感覚で、イラストと解説付きで、わかりやすく最新の地震予測情報を知ることができます。
このほか「隆起・沈降」や「水平変動」などの地殻変動(過去3か月分)をビジュアルで確認できるコンテンツもあります。
実証実験では7件中6件が的中JESEAは、2013年の会社設立以降、「地殻変動データ」に特化した地震予測を行っていたものの、地震予測の3要素である「いつ」「どこで」「どの規模」のうち、「いつ」を当てる時間的精度に課題を抱えていたといいます。
ここ数年で地殻変動以外の多種多様な前兆現象に関する検証研究が進み5つの特許を取得する中で、 同社は新たな地震予測方法を開発。それが「ピンポイント予測」です。
実験では、2021年5月までの期間中に行われた7件の予測のうち6件が的中したとのこと。同社はこの結果を受けて、「ピンポイント予測」という名称を正式に命名。2021年7月7日より、「MEGA地震予測」上でサービスの展開を開始しました。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000027411.html
公式サイト:https://www.jesea.co.jp/
(文・S.Inosita)