データクラウドを提供するSnowflake株式会社(以下、Snowflake)は2023年5月31日、データサイエンティストの育成を目指す初の試み「Rising 未来のデータサイエンス コンテスト」の最優秀賞を決めるプレゼン大会を都内のイノベーションスペース「Tech Design X」で開催しました。
ファイナリストがアイデア部門2組、データサイエンス部門3組に分かれ、データコラボレーションによる社会課題の解決をテーマに発表しました。
450名以上のエントリーからファイナリストを選ぶ「Rising 未来のデータサイエンス コンテスト」は、Snowflake マーケットプレイスのデータプロバイダー7社が提供するデータを活用し、データの利活用のアイデアやビジネスプランを提案することで、データの価値をより多くの人へ届け、コラボレーションの必要性を広く伝えることを目的としています。
コンテストはデータサイエンス未経験者と学生を対象とする「アイデア部門」、データサイエンス経験者と学生を対象とする「データサイエンス部門」で行われ、総勢450名以上がエントリーしました。
レコメンドシステムで民間消費の改善へ各ファイナリストのプレゼンの結果、株式会社ニコンがアイデア部門最優秀賞を受賞。データサイエンス部門最優秀賞は、個人事業主が受賞。
まずアイデア部門最優秀賞に選ばれた株式会社ニコンの「フードデリバリーにおける日用品レコメンドシステムの提案」から紹介します。
本アイデアは、「2030年問題におけるGDP成長率の低下」に着目し、「日用品レコメンドシステム」による民間消費の改善を提案するというもの。
このシステムでは、顧客の潜在的な欲求を引き出すため、顧客の属性や天気情報のデータを活用することで、料理だけでなく日用品もアプリ上で提案し、配達するアイデアが活かされています。
講評では、実際にあるサービスについて、データを使ってどのように活性化できるか着目した点が評価を得ました。
高齢化と労働人口減少社会の克服へ次にデータサイエンス部門最優秀賞に選ばれた、個人事業主による「労働人口減少社会を克服する!」を紹介します。
本アイデアは、高齢化と労働人口減少社会について、健康寿命の延伸と医療需要予測で克服することを目的にしたもの。
具体的な方法として、医療機関受信データと消費者購買データを組み合わせたソリューション、医療機関リソースの配分最適化のためのソリューションを説明しました。
審査委員長は、「本当に楽しそうにデータを扱っていた。様々なデータを組み合わせた結果をさまざまな人に見せたい姿勢が垣間見えた」と講評を述べました。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000116784.html
公式サイト:https://www.snowflake.com/snowflake-japan-contest/
(文・我妻歩実)