平面的なWebサイト・SNS上での情報伝達の時代から、現実空間にデジタルコンテンツが溶け込む「空間コンピューティング」の時代がまもなくやってくると言われている昨今。
「空間コンピューティング」の時代では、物理的な表現領域の制限から解放され、現実空間全体を用いてコンテンツを豊かに表現できるといいます。
そんな「空間コンピューティング」によってもたらされる“新しいWeb体験”を、スマホのWebブラウザのみで体験できるのが、今回ALAKI株式会社とALAKI XR株式会社が公開した「Web XR Site」です。
製品に囲まれるような3DギャラリーWeb XR Siteは、「空間コンピューティング」時代の到来を見据え、スマホのWebブラウザのみで“空間コンピューティング”を実現するというもの。
360度、製品に囲まれるような大迫力の3Dギャラリーや、平面を認識して商品を実寸サイズで表示するといった、従来の2次元のWebサイトでは成し得なかった、様々な体験を可能にします。
ECサイトで商品を掴む・動かすことが可能にWeb XR Siteでは、ECサイトで商品を掴む・動かすといった「ハンドトラッキング」が可能。
また、冊子・カード・ポスターなどを活用し、平面では伝えられない情報をARで表現することができます。
さらに「ナビゲーターとして自社のアバターを出現させてAR体験をガイドする」「ARシューティングゲームで遊んでスコアをSNSにシェアする」といった使い方もできそうです。
エンタメ・建築・ファッションなどの業界で活用できるWeb XR Siteは、業界を問わず様々な企業・団体が顧客に対して新しい価値を提供する手助けをします。
例えば、エンタメ/ゲーム/映画業界の場合、AR空間を使ったゲーム性のあるユーザー参加型プロモーションを提供することで、イベントや作品を効果的にPRできます。
建築/インテリア/不動産業界であれば、実店舗にあるロゴを読み取ることでブランドムービーを再生する、といったことが可能。ユーザーに企業理念やサービスについての理解を深めてもらうことで、ブランディング効果が見込めるでしょう。
ファッション業界においては、3D演出によりブランドのコンセプトを表現することで、商品やブランドのイメージをより直感的かつ魅力的に伝え、顧客の購買意欲を高めることができます。
ノーコードサービスを開発中ALAKI株式会社らはWeb XR Siteを通じ、世の中のすべての人に「ワクワクするWeb体験」を届けたいと考えているとのこと。
現在、専門知識がない人でも誰でも簡単かつ自由にWeb XR Siteを作成できるノーコードサービスを開発中です。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000092521.html
サービス紹介サイト:https://alaki.co.jp/webxr-site/
(文・Haruka Isobe)