DXを活用した、これまでにないモデルルームツアーに注目が集まりそうです。
デジタルとリアルが融け合う未来のインフラづくりを目指すMixed Reality(*1)スタートアップの株式会社GATARI(以下、GATARI)は、日鉄興和不動産株式会社(以下、日鉄興和不動産)と連携。
日鉄興和不動産が2023年3月にグランドオープンした常設マンションサロン「LIVIO Life Design! SALON」に、GATARIと株式会社乃村工藝社が提供する非接触型サウンド体験サービス「oto rea」を提供しました。
*1 Mixed Reality:リアル空間とデジタル空間がシームレスに融合し、リアルなモノとバーチャルな情報を等価に表示・操作することができる状態のこと
非接触型サウンド体験サービスLIVIO Life Design! SALONは、新築分譲マンションLIVIO全物件の案内、入居後サポートなどを行う常設マンションサロン。
今回、同サロン内のモデルルームに導入するoto reaは、乃村工藝社の空間設計から演出・体験企画の知見と、GATARIのMixed Reality音響やデジタルツイン(*2)、ARcloud(*3)を用いた体験設計の知見を組み合わせた非接触型サウンド体験サービスです。
oto reaのインストールされたスマートフォンとイヤホンを装着してモデルルーム内を回遊すると、モデルルームに配置されたナレーションやBGM/SEがイヤホンから聞こえます。
実際の生活を想像しながら内見できるような情報を見学者に提供します。
*2 デジタルツイン:物理世界を同スケールでデジタル空間に再現した3Dデータのこと
*3 ARcloud:現実空間のスキャンデータを活用し、様々なデジタルデータを現実空間上に保存・共有することを可能にする技術
oto reaはこれまでに美術館や乃村工藝社のオフィスなどで活用されており、音声データの聞こえる範囲を細かく設定できる点や、どのようなシーンにも活用できる点などが評価されているとのこと。
今回は、この細やかな音声データの配置が可能な点を活かして、モデルルーム内の玄関や洗面所といった室内空間に説明音声を配置しました。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000034007.html
(文・Haruka Isobe)