業務DXロボットの開発を手掛けるugo株式会社(以下、ユーゴー)とドローンを用いたインフラメンテナンスサービスを提供する株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマーク(以下、JIW)は、「ugo+drone」という新たなインフラメンテナンスソリューションを開発しました。
同ソリューションはロボットとドローンの力を融合したもので、各技術の欠点を補うことでインフラメンテナンス業界に革新的な利便性と効率化をもたらすことを目指しています。
次世代型アバターロボット「ugo」ユーゴーは、遠隔と⾃動化のハイブリッド制御を採⽤した次世代型アバターロボット「ugo(ユーゴー)」の開発・運用を行う会社。同ロボットは、2本のアームと移動機能を備えており、施設警備や製造などの各種業務のDX化に貢献します。
現在ugoシリーズでは、広範囲な作業エリアをカバーするハイエンドモデル「ugo Pro」や、アームを使った軽作業やフロア間の移動が可能な標準モデル「ugo R」、エントリーモデルの「ugo Stand」、シンプルで拡張性が高くリーズナブルなモデル「ugo Ex」などをラインナップ。
2022年11月には、セキュリティルームや開閉が困難な扉の中など、ロボットが入れない空間に常駐させることを目的とした「ugo mini」が発表されました。
ロボットがドローンを運搬し、離発着させる今回ユーゴーとJIWが発表した「ugo+drone」は、ユーゴーのロボットに、JIWが取扱いしている遠隔巡視点検用のSkydio社製ドローンが搭載されたもの。
施設内の特定の場所まで、ロボットがドローンを自動で運搬し、ドローンを自動で離発着させることが可能です。
これによりドローン側の課題である「長時間の飛行ができない」「フロア移動ができない」「無人でドローンを運搬できない」といった課題や、ロボット側の課題である「上空からの点検が難しい」課題が解決されます。
ロボットとドローンを一緒に活用することで、建物やインフラの保守点検作業が簡単になり、点検範囲が大幅に拡大し、さらに詳細な点検を安全に行えるようになります。
2023年7月から順次出荷予定「ugo+drone」のセット内容はロボット本体(ugo Pro/ugo R)、ドローン本体(Skydio Dock Liteと同等)、独自開発の折り畳み式離発着ポート・機体固定装置となっており、2023年7月から順次出荷される予定だといいます。
ユーゴーらは、より効果的なインフラメンテナンスを実現することを目指し、効率的かつ質の高いサービスを提供していく方針です。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000034305.html
「ugo」公式サイト:https://ugo.plus/inspection-dx/
(文・Haruka Isobe)