パソコンやスマートフォンで楽しめるポッドキャストは近年急速に広がっています。また、聞くだけでなく自ら番組を配信して楽しむユーザーも急増しているといいます。
ポッドキャストは音声コンテンツという特性上、テキストよりも細かなニュアンスや感情を伝えやすく、聴取に一定時間が必要なことから、熱量の高いリスナーとつながることができるコミュニケーションの良さを持っています。一方、番組を聴かなければ内容がわからない、実際に聴くには一定の時間を要するなど、新規のリスナーを獲得するのが難しく、リスナーにとっても自分に興味のある番組を的確に探しにくいという課題もあるようです。
こういった現状を背景に、株式会社ONDおよびLISTEN PROJECTは、音声の自動文字起こしやコミュニティ機能を備えたポッドキャスト向けサービス「LISTEN(リッスン)」の正式サービスを開始しました。
ポッドキャスト向けサービス「LISTEN」LISTENは、AIによる文字起こしや、コミュニティ機能など各種機能を通じて、ポッドキャスターとリスナーに新しい体験を提供するポッドキャスト向けサービス。
番組を配信するポッドキャスターだけでなく、番組を聴くリスナーにとってもポッドキャストの魅力がより高まるサービスです。
ポッドキャストの音声を自動でテキスト化LISTENでは、文字起こしなどの基本機能は無料で利用できます。
OpenAIの自動文字起こしAI「Whisper」を利用し、登録したポッドキャストの音声を自動でテキスト化。内容に応じて自動で見出しを付けるチャプター機能、複数人の話者を自動で識別する機能、全体の要約を自動で生成するサマリー機能なども利用できます。
さらに文字起こしされたテキストが正しくない場合は、該当の箇所を手動で修正することも可能です。
番組のうち気に入った部分をシェア文字起こしされたテキストは任意の場所から再生できるほか、任意の場所をテキスト付きでSNSにシェアするパーマリンク機能を備えています。番組のうち気に入った部分をシェアし、その場所からすぐに再生して番組を聴く、という使い方が可能です。
ポッドキャストの内容をテキストで検索また、検索機能から文字起こしされたポッドキャストの内容をテキストで検索できます。検索はLISTENに登録した番組全体のほか、特定のポッドキャスト番組のみを対象に検索することも可能です。
同社では今後、新しいリスナーを開拓したいポッドキャスターや、新しいつながりを発見したいリスナーなど、ポッドキャストに日常的に接しているすべての人にLISTENを体験してもらえるよう、文字起こしの優先処理やポッドキャストの限定公開、エピソードの有料配信といった有料オプションの提供も予定しています。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000112516.html
公式サイト:https://listen.style/
(文・我妻歩実)