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アバターを使って匿名で医師・ソーシャルワーカーに相談可能。在宅診療所がメタバース空間に誕生

Techable 2023年6月29日 8時30分

“しろひげ在宅診療所”を展開する医療法人社団 しろひげファミリー(以下、しろひげファミリー)は、メタバース空間「メタバース しろひげ在宅診療所」を株式会社NTTコノキューが提供する仮想空間プラットフォーム「DOOR」内にリリースしました。

しろひげファミリーによると、在宅診療所がメタバース空間を開設し、相談を受け付ける試みは日本初とのことです。

“家を出られない人々をサポートする知見”を活かして

しろひげ在宅診療所は、単独の診療所として日本最大級の在宅医療を提供し、年間約1,700名の患者様の生活を24時間体制で支えています。

しかし、患者のなかには「身体的、精神的な理由で外出ができない」「対面でのコミュニケーションは難しいけれど、誰かに話を聞いてもらいたい」などの悩みを持つ人もいるようです。

そこでしろひげ在宅診療所は、メタバースの「家にいながら外出気分が味わえる」「気軽にコミュニケーションがとれる」という点に着目。

在宅診療の場で培った“家を出られない人々をサポートする知見”を活かし、在宅診療の患者のみならず、幅広い人とコミュニケーションをとる場として今回、「メタバース しろひげ在宅診療所」をリリースしました。

匿名で医師や精神保健福祉士などに相談できる

「メタバース しろひげ在宅診療所」は、自宅にいながら匿名で医師や相談員、精神保健福祉士などに医療や生活のことについて相談できるメタバース空間。パソコンかスマートフォンがあれば、誰でも利用可能です。

相談の際は、アバターを使用。ユーザーは音声通話かチャットでの相談のどちらかを選べます(予約制)。

また、同空間内ではしろひげ在宅診療所の公式ホームページや公式SNSと連動し、しろひげファミリーの最新情報を掲載。今後はYouTube鑑賞会や患者・家族による交流会などのイベントも実施予定です。

簡単にルームが作成できるVR空間

VR空間プラットフォーム「DOOR」は、アプリケーションのインストールは不要で、ブラウザから利用が可能です。

3D空間のテンプレートを利用して簡単な操作で自分だけのマイルームを制作でき、専用URLが発行されるのでURLを知っている特定の人だけが参加することも可能。マルチデバイスに対応し、安全・安心の環境が魅力です。

個人利用はもちろん、企業イベント、バーチャルショップ、バーチャルフリーマーケット、バーチャル学校、世界遺産など、100万人以上の個人や企業に利用されています。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000121368.html

「メタバース しろひげ在宅診療所」URL:https://door.ntt/SK97q5r?hub_invite_id=FdkuYr8

「DOOR」公式サイト:https://door.ntt/

(文・Haruka Isobe)

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