マルチモーダルAI*1の研究・開発およびサービス提供において、グローバルリーディングカンパニーである株式会社アイメソフト(以下、アイメソフト)と、その日本法人であるアイメソフト・ジャパンは、レカム株式会社(以下、レカム)と共同で、営業支援AIシステムを開発。レカムでの社内活用を開始したと発表しました。
*1…新しいAIパラダイム。人間が視覚、音声、言語などのデータを組み合わせて物事の判断をするように、さまざまな情報やデータを融合・結合して物事の判断をします。
マルチモーダルAI搭載の予測分析プラットフォームアイメソフトは、マルチモーダルAIを活用したソフトウェアの研究、開発、販売を行っています。
なかでも「AimeLytics(アイメリティクス)」は、マルチモーダルAIを搭載した予測分析のプラットフォームです。
同プラットフォームは数値、テキスト、音声、画像データなどのさまざまな形式の入力データに対応。売上予測、KPI予測、株予測などの予測分析タスクや、ドキュメント分類、感情分析などのテキストマイニング、また、音声からの感情認識や音声要約のような音声分析などに使われます。
案件商談の成約率をAIが自動で予測今回アイメソフトが開発したAI営業支援システムでは、AimeLyticsを軸とした2つの主な機能が含まれます。
1つ目の「最適営業メンバーのランキング・レコメンド」機能では、製品の属性や顧客企業の属性、購入履歴、営業メンバー情報、過去実績などのさまざまな情報を学習データとして利用・学習。これらの過去データにもとづく顧客との案件商談の成約率をAIが自動で予測し、レコメンドします。
2つ目の「最適営業トークの自動生成」機能では、上記機能で利用する情報に加えて、案件の状況や過去の商談トーク内容を学習データとして利用し、主に新人メンバーに対して、商談の組み立て、トーク内容、QAなどを分かりやすくレコメンド、提示します。
利用するデータはレカムが社内導入済みの顧客情報管理および商品管理ツールのセールスフォースと連携しています。
レカムがAI営業支援システムを社内で活用レカムは顧客との直接的なコミュニケーションを取り、顧客のニーズに合わせ課題解決を提案し、顧客との関係性を構築するダイレクトマーケティングをより強固なものにするため、AIを活用した営業支援ソリューションを開発できるAI企業を検討していたといいます。
その結果、マルチモーダルAIでの開発実績が豊富なアイメソフトを開発パートナーとして選定したとのこと。
現在、レカムでは営業支援AIシステムを使った社内活用をスタートしており、実際の営業現場での利用によるフィードバックを収集、営業効率化の検証を実施します。
今後はそれらを改善事項としてシステムにフィードバックし、より精度を向上していくといいます。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000060211.html
(文・Haruka Isobe)