サイバーセキュリティサービスを提供する株式会社網屋は、2023年7月3日、クラウドゼロトラスト「Verona」より、新サービス「Verona SASE」をリリースしました。
これにより、ゼロトラストの実現が困難であった中堅・中小企業にも“SASE”の裾野を広げ、多くの企業のセキュリティ向上に貢献します。
ゼロトラストセキュリティを実現する“SASE”近年、クラウドサービスとテレワークが急速に普及し、守るべき情報資産が社内にあることを前提とした、従来の「境界型防御」のセキュリティモデルではセキュリティが不十分となってきています。
そこで注目されているのが、「全ての通信を信用しない」ゼロトラストの概念に則したセキュリティモデル“SASE”。ネットワークとセキュリティの機能を一つのクラウドサービスとして包括的に管理することで、運用効率と利便性を両立します。
そんななか、株式会社網屋ではゼロトラストセキュリティを実現するフルマネージド型サービス「Verona」を提供してきました。
SASEを必要とする中堅・中小企業における導入課題SASEの多くは大企業向けで、導入・運用するには高度なIT人材と多額のコストが必要となり、中堅・中小企業では導入・運用が難しいといいます。
こうした現状のなか、中堅・中小企業を狙ったサイバー攻撃は増加の一途をたどっており、中堅・中小企業においてもゼロトラストに則したセキュリティを実装する必要に迫られているようです。
導入・運用課題を解決するポイントこのたびリリースされた「Verona SASE」は、中堅・中小企業におけるSASE導入・運用の課題を解決するサービスです。
導入時は、ヒアリングシートの記入のみで、最短2週間で実装可能。長期にわたる大規模なSASE導入プロジェクトの遂行は不要です。
導入後の運用・管理はセキュリティのプロが代行。障害対応やテクニカルサポートだけでなく、設定変更も含むフルマネージドの運用サービスで運用負荷を軽減します。
「Verona SASE」では、企業規模に合わせて選べる3つのプランを用意。あらゆる費用が月額のサービス費用に含まれているため、コストカットを実現できます。
本当に必要な機能に絞ったシンプルな構成「Verona SASE」は、本当に必要な機能だけに絞り込むことで、誰でも使いこなせるシンプルな構成を実現しました。
独自の認証システムを活用したリモートワークセキュリティ(プライベートアクセス、マイクロセグメンテーション)で、不正アクセスを防止。社内ネットワークにおいても、IPアドレスで接続制限できるため、万一侵入されたとしても、攻撃の横展開を抑制し、被害を最小限に抑えます。
インターネットセキュリティ(FWaaS、SWG、CASB)ではアンチウィルス、シャドーITの把握、URLフィルタリングによるWebサイトへのアクセス監視・制御など、安全なインターネットアクセスを実現可能です。
このほか、「Verona SASE」の回線負荷を軽減するローカルブレイクアウト機能や、専門のエンジニアによる脆弱性対応などもポイントでしょう。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000158.000027033.html
(文・Higuchi)