ニチバン株式会社は、最小限の視線移動で画面と手元を視認できるウェアラブルディスプレイ「ニチバン スマートグラス」を開発。全国の病院・クリニックなどの医療機関へ向け、2023年7月3日(月)に発売しました。
同製品を通じて、医療現場での安全で確実な処置をサポートします。
安定した処置には視線移動を抑えることが重要近年の医療現場では、正確な処置を行うために、さまざまな機器が使用されています。
エコーなどのモニターを有する機器を使用する処置では、視線移動が多いと処置が安定しないため、モニターと処置部を同一目線にして視線移動をできるだけ少なくすることが求められています。
“見え方”と“かけ心地”を追求した仕様「ニチバン スマートグラス」は、視覚拡張により、処置を行う手元と同一視線上に画面を映し出せるウェアラブルディスプレイです。
装着するだけで、目の前に約19インチの画面に相当する画像が出現。
スマートフォンの画面が浮いているような見え方で、常に画面を確認できます。なお、ディスプレイには、高解像度有機ELパネルを採用しました。
また、ディスプレイの位置は上下左右に移動可能。顔の形や使用シーン、個人によって差がある「瞳孔間距離」に応じて見え方を調整できます。
さらに、周囲の明るさの影響を受けにくいノンシースルービューアーを採用し、見やすさを追求しました。
そしてフレームは、日本のメガネの聖地・福江県鯖江製。頭を包み込むような固定感により、長時間でも最小限のストレスで装着できるようです。
同製品の用途としては、エコーガイド下穿刺を行う末梢静脈カテーテル留置、内視鏡による嚥下機能検査、作業マニュアルの閲覧などが想定されています。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000246.000011142.html
(文・Higuchi)