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PKSHA、対話型AI活用のコンソーシアム始動。13大学と提携し、アフターコロナにおける大学DXを支援

Techable 2023年7月22日 17時0分

株式会社PKSHA Technology(以下、PKSHA)は、グループ会社である株式会社PKSHA Workplace(以下、PKSHA Workplace)が、大学における生成AIやデジタル技術の活用を目的として、2023年6月に「デジタルキャンパス コンソーシアム」を始動し、13大学との業務提携のもとFAQ共通化の取り組みに着手すると発表しました。

PKSHA Workplaceは多様なAI SaaSプロダクトおよびLLM(ChatGPTを含む大規模言語モデルの略称)の実装をはじめとしたソリューションの活用、また各大学との研究やノウハウ共有により、アフターコロナにおける大学DXを加速し、デジタルキャンパスの実現を目指します。

大学での対話型AI活用の需要の高まり

近年、ChatGPTをはじめとする対話型AIのテクノロジーの進化に伴い、AIの活用領域は日々広がりをみせています。

また、数年前から続くコロナ禍の影響により、大学の教育現場においてもオンライン化が加速し、AIチャットボットの引き合いが増加しているようです。

PKSHA Workplaceは30以上の大学のDXを支援する中で、デジタルネイティブと呼ばれる世代にとって、付加価値の高い新たなコミュニケーションの形が必要とされていることや、大学での対話型AI活用の需要の高まりを受け、対話型AIを活用したデジタルキャンパス コンソーシアムを始動します。

学生の困りごとを各大学で共有

PKSHA Workplaceはデジタルキャンパスコンソーシアムの取り組みの1つとして、13校と業務提携を結び、生成AIや自然言語処理技術を活用したうえ、FAQデータの共通化を行い各大学が活用できる共通基盤(大学FAQプラットフォーム)をリリースします。

これにより、1人の学生が経験した困りごとが知見として各大学にも共有され、ほかの学生の困りごとを解決し、複数の大学で共創することでより強固な知見の基盤を築くことが可能に。

大学の運用面においては、AI対応窓口の導入コストを50%削減するほか、他部門への展開が容易なことから問い合わせの対応範囲とユーザー数を広げることができます。

それにより一部ではLLMも活用しながら加速度的な対応精度向上が見込めるといったメリットがあるようです。

さらに、対応精度の向上により、学生の利便性と利用率が向上し、より多くの学生の声を大学生活に還元できるという好循環が生まれる仕組みになっています。

自然言語処理技術で集約・分類・構造化をすることで、個人情報保護の観点を配慮して各大学が安心して導入することが可能です。

大学DXの加速へ

PKSHA Workplaceは、今回のコンソーシアムにおいて、大学生活のさまざまな段階のコミュニケーションを起点にし、知見の共有に留まらず、対話型AIを活用した先端ソリューションの探索、プロダクトの展開を通じて、コミュニケーションを中心に大学DXを加速していきます。

また、一連の取り組みについては「人とソフトウエアの共進化」というPKSHAのビジョンにもとづき、学びの自動化ではなく、学生1人ひとりが内発的動機に向き合い、より付加価値の高い学びができる環境の提供を目指すとのこと。

今後は、コンソーシアムに賛同する全国各地の大学との連携の輪を広げ、学生にとっての学生生活・学びを高め、創造性高く学修できる場づくりを支援していく方針です。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000114.000022705.html

(文・Haruka Isobe)

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