凸版印刷株式会社のグループ会社であるTOPPANエッジ株式会社は、オフィス向け顔写真収集・認証クラウドサービス「CloakOne(クロークワン)」の販売を開始しました。
同社によると、顔認証エンジンは複数ベンダーによる技術開発が進んでいるものの、複数の顔認証エンジンと収集する顔写真の品質チェックまでをシームレスに連携するサービスは、顔認証ビジネス業界初とのことです。
20項目の観点からAIが写真チェック「CloakOne」は、AIが自動で品質をチェックする顔写真収集サービス「CloakOne Smart」と、複数の顔認証技術(エンジン)を採用して認証の精度やスピードの向上を実現する顔認証サービス「CloakOne Face」などで構成されたサービス。
写真が顔認証やIDカードに適しているか、20項目(顔の角度や部分・輪郭隠れ、目や鼻、口の隠れなど)の観点で品質をAIがチェックします。
複数の顔認証エンジンを使用し、認証精度を向上「CloakOne」では、1枚の顔写真を登録するだけで認証情報のシームレスな連携を実現します。入退・勤怠・来館受付などオフィスでのさまざまなサービスのほか、各種クラウドサービスとWebAPIで連携ができます。
さらに、同サービスでは業界トップクラスとされる顔認証エンジンを複数採用することによって、認証の精度やスピードの向上を実現します。
“顔写真の収集”の課題IDカードの代替手段として、顔認証の利用を進める企業が増えている昨今。
顔認証は、個人認証の際のなりすまし防止として有効な点や、パスワードの記憶が不要な点、鍵やIC カードなどを紛失するといったリスクがない点などがメリットとされています。
一方で、認証キーとなる顔写真の収集については、撮影環境や写真の品質によって認証精度が大きく左右されるといった課題も。また、撮影した顔写真は個人情報となり、厳重なセキュリティ下での管理が求められています。
そこでTOPPANエッジ株式会社は、「CloakOne」の販売を開始。今後同社は、顔認証をはじめとしたさまざまな認証ソリューションを、オフィスのDXを推進する顧客やオフィス関連サービス事業者へ展開し、2027年度までに累計売上15億円へ成長させる方針です。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000125276.html
公式サイト:https://solutions.toppan-edge.co.jp/solution/36824/
(文・我妻歩実)