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世界中の文献からAIが最適解を回答。LINE版農業アシスタント「あぐりすたんと」無料提供開始

Techable 2023年8月14日 19時0分

農業DX事業を推進するAGRIST株式会社は、株式会社ゼンアーキテクツとともに、Auzre OpenAI Serviceを使用したLINE版農業アシスタント「あぐりすたんと」を開発し、無料提供を開始しました。

AIやロボティクスを活用した農業の世界に触れてみたい人や、高額なサービスをいきなり導入できないがAIの素晴らしさを実感してみたい人におすすめです。

世界中のデータから“農業に関する質問”に回答

「あぐりすたんと」は、LINE上で手軽に農業にまつわる質問ができるAIサービス。ユーザーが入力した質問をもとに、世界中のデータから検索した結果を最大30秒ほどで通知します。

また、30分間に限りユーザーの質問を保持するため、その後の質問と連携して回答できるのもポイントでしょう。

同サービスは、農業に関連しない質問には答えないように設定されています。とはいえ、栽培方法や作物の病気のほか、料理でのアレンジ方法などには回答するようです。

なお、「あぐりすたんと」はあくまでアシスタントであり、情報は参考程度に利用してほしいとのこと。

短期開発ながら拡張性高い設計

「あぐりすたんと」の開発には、株式会社ゼンアーキテクツが提供するワークショップサービス「Azure Light-up」を活用。ワークショップ実施から約1ヶ月という短期間でリリースしたようです。

株式会社ゼンアーキテクツは、同サービスについて以下のようにコメントしました。

「あぐりすたんと」は単純に ChatGPT をラッピングするようなアプローチとは異なり、農業のコンテキストに特化した回答ができるようなプロンプトの工夫や利用者と AI のやりとりからより効果的なアドバイスができるようなフィードバックループの仕組みを実装するなど、AI とデータを活用したサービスのモデル実装となるような設計になっており、非常に拡張性が高いアーキテクチャになっている点はとても注目すべき点です。(一部抜粋)

すべての生産者の収益向上へ、新サービス開発中

AGRIST株式会社は、「あぐりすたんと」のシステムをさらに応用した革新的なサービスを今年秋のサービスインに向けて現在開発中です。

各農場のオリジナルデータを集め、農場内で得られたデータをかけ合わせることで、新規就農者が中堅農家と同じくらいの営農実績を出せるようになることを目指します。

また、新規就農者だけでなくすべての生産者により効率的な営農の場や環境を提供することで収益向上に資することが目標とのことです。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000096.000050444.html

AGRIST株式会社 公式サイト:https://agrist.com

(文・Higuchi)

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