株式会社クリプトヴィレッジは、新潟県の限界集落「山古志」において発行した「デジタル住民票NFT」である「Nishikigoi NFT」の第3弾セールを2023年8月16日(水)より順次開始します。
また、デジタル村民の共同体「Local DAO」のエコシステム形成への取り組みも活性化。国内で最初のLocal DAOとなった「山古志DAO」の今後にも注目したいところです。
存続か消滅か、岐路に立つ限界集落・山古志の挑戦山古志は、平成の市町村合併を経て長岡市の一部となった、新潟県の中山間地域にある小さな村。今では世界中に愛好家が増えている「錦鯉」発祥の地としても知られています。
19年前には、中越地震によって全村避難になるほど壊滅的な被害をうけ、当時約2,200人いた地域住民は、今や800人を下回っている状況です。
「Nishikigoi NFT」は、このような危機的な状況打開するため、新しいテクノロジーによって勝機を見出そうとうする地域の挑戦でもあります。
多くの人々との出会いを生み出す「Nishikigoi NFT」「Nishikigoi NFT」は、錦鯉をモチーフとしたデジタルアートのNFTであると同時に、デジタル住民票という意味合いも兼ね備えています。
“デジタル村民”という概念を生み出し、同NFTによってこれを流通することで、国内外に地域への関わり方を開放し、多くの人々との出会いを生み出すとのことです。
アーティスト3名とコラボしたジェネラティブアート第3弾セールでの目標は、現在のデジタル村民約1,000人を10倍である10,000人に増やすこと。地域住民800人+10,000人のグローバルなデジタル住民による独自の自治圏を作り出そうとしています。
デジタルアートは、ykxotkx氏・Okazz氏・raf氏などのアーティストとのコラボレーションによって実現。いずれの作品もジェネラティブアート(アルゴリズムによって生成されるアート作品の総称)によって生成されています。
販売方法は、ETH決済およびクレジットカード決済。価格は、Nishikigoi NFT所有者が0.01ETH、予約者(アローリスト)が0.025ETH、一般が0.03ETHです。
発売日は、Nishikigoi NFT所有者および予約者へ向けては8月16日(水)、一般販売は8月24日(木)となっています。なお、今回のNFT販売数量は7,530です。
「Local DAO」のエコシステム形成が加速株式会社クリプトヴィレッジは、Crypto×Localによって生まれた新たな共同体の形を「Local DAO」と定義。
これは、デジタル村民によって自律的に運営される共同体であり、独自の自治圏であるとも言えます。現実空間に紐づいた新たなアイデンティティとしてのデジタル村民によって、地域の未来を共に考え動く仲間とその活動資金を集めることを可能にします。
このLocal DAOのひとつであり、国内初のLocal DAOとなったのが、「Nishikigoi NFT」を通じて生まれた「山古志DAO」です。
また、年内には、新たに複数のLocal DAOが立ち上がる予定。立ち上げに向けた説明会には約80組の応募があり、さらにはヨーロッパやアジア諸国などからの問い合わせもあるようです。
世界各地でLocal DAOが発足したとき、「Nishikigoi NFT」は、各Local DAOへのパスポートとしての役割も担います。各Local DAOに優先的にアクセスできるだけでなく、Local DAO同士の協力も活発になるでしょう。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000127001.html
株式会社クリプトヴィレッジ 公式サイト:https://nishikigoinft.com/ja/crypto-village
(文・Higuchi)