株式会社ユーハイムの子会社であるフードテックマイスター株式会社は、職人の技術を機械学習するバウムクーヘンAI職人「THEO(テオ)」を社会福祉法人庄内厚生館(以下、庄内厚生館)に提供。同社によると、社会福祉法人への「THEO」提供は初の試みだといいます。
2023年7月19日(水)より、庄内厚生館は地域交流施設スマイル広場にて、できたてのバウムクーヘンを販売しています。
AIを搭載したバウムクーヘン専用オーブン「THEO」「THEO」は株式会社ユーハイムが開発した、AIを搭載したバウムクーヘン専用オーブンです。職人が焼く生地の焼き具合を各層ごとに画像センサーで解析、その技術をAIが機械学習してデータ化し、無人で職人と同等レベルのバウムクーヘンを焼きあげることができます。
ベテランの菓子職人のほか、ロボット工学の研究者、AIの専門家、デザイナーなど、さまざまなプロフェッショナルに協力してもらい、5年がかりで誕生しました。
菓子職人なしでの製造・販売を可能に庄内厚生館は、児童、障がい、高齢、生活困窮の4つの事業を展開しながら、地域福祉に貢献している社会福祉法人です。
2020年に“地域に活力を”という思いでスマイル広場をオープンしました。
同施設では、地域で栽培された新鮮な野菜や、地域の方々の手作り工芸品などを販売。また、庄内厚生館の障害者支援施設「緑の家」の利用者と職員が毎日パンを手作りする「くりいむ畑」や地域の人の交流のための貸しスペース、屋外には公園スペースも整備しています。
今回スマイル広場にて販売するのは地元の新鮮素材をつかったバウムクーヘンです。菓子職人がいない環境下でのバウムクーヘンの製造・販売は、同施設にとって新たな挑戦となりそうです。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000087212.html
公式サイト:https://theo-foodtechers.com/
(文・我妻歩実)