1923年9月1日、東京 神奈川を中心とする南関東で大きな被害を出した“関東大震災”。今年は関東大震災から100年ということもあり、防災意識が高まっています。
一般社団法人 日本損害保険協会(以下、日本損害保険協会)は、関東大震災100年を契機に、地震への備えについて見直すためのコンテンツとして、地震発生時の住まいの推定被害状況を確認できる新デジタルコンテンツ「地震被害チェッカー」を特設サイトで公開しました。
加速度センサー活用、震度別に被害状況を可視化地震被害チェッカーは、地震が起こった場合に、自分や家族の暮らしを支える「住まい」がどの程度被害を受ける可能性があるのかを可視化するデジタルコンテンツです。
同コンテンツでは、建物の構造や耐震性をもとに区分した4つのパターンから建物を選択した後、スマートフォンの加速度センサーを活用して実際にスマートフォンを揺らすことで、推定被害をチェックすることが可能。
加速度センサーによってスマートフォンの揺れを感知し、画面上に表示された建物が壊れ、「震度5弱~5強」「震度6弱~6強」「震度7」の3段階で、選択した建物の屋外・屋内双方の具体的な被害内容を提示するため、ユーザーは震災後の住まいの状況をリアルに感じ取ることができます。
子どもを含めて誰でも直感的に体験できる地震被害チェッカーは、家族で地震への備えを考えるきっかけとなるでしょう。
被害詳細や防災対策を表示地震被害チェッカーでは、“推定被害の結果”の画面にて、ユーザーがイラスト上のチェックアイコンをクリックすると、その場所の被害詳細や防災対策を表示。被害詳細は「壊れたものリスト」にもまとめて表示します。
特設サイト内のコンテンツ「保険料シミュレーター」への導線を設置しているため、経済的な備えについても想定することが可能です。
日本損害保険協会は地震被害チェッカーを通じて、より具体的に地震の被害想定をイメージできるように促すことで、地震への備えについてさらなる意識向上を図るとともに、地震保険の必要性を呼びかけていくといいます。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000128206.html
「地震被害チェッカー」特設サイト:https://www.jishin-hoken.jp/higai-check/
(文・Haruka Isobe)