小売業は新規出店を計画する際、店舗売上データやGIS(地図情報サービス)などを独自に分析して候補地を検討しますが、社内に専門知識のある担当者がいない場合、精度の高い売上予測を行うことは困難だといいます。
このたび、株式会社True Dataと株式会社DATAFLUCTが連携し、小売業が新規出店する際の売上を予測するサービス「SalesSensor(セールスセンサー)」を、2023年9月13日(水)より提供開始することが発表されました。
同サービスは、SaaSまたはレポートサービスとして提供されます。
AIが高精度の売上予測を自動算出「SalesSensor」では、小売業が独自に持つ売上実績データや店舗情報に加え、競合店の情報、人口や乗降客数、平均世帯年収など外部のオープンデータをAIが分析し、地域特性を加味した売上予測を自動的に算出します。
社内にデータサイエンティストがいない企業でも、高精度の売上予測により、売上の最大化と新規出店コストの最適化につなげることが可能です。
売上予測の根拠がわかる商圏人口の影響が大きいのか、競合店数の影響が大きいのかなど、ブラックボックスになりがちな予測の根拠も「SalesSensor」でわかります。
出店後の売上実績を連携することで好調な店舗の要因を分析することもできるため、店舗の売上アップや次の新規出店計画において効果的にPDCAをまわすことができるでしょう。
株式会社True Dataと株式会社DATAFLUCTのシナジー株式会社True Dataは、ビッグデータとテクノロジーを誰もがマーケティングに活用できる社会を目指し、DX時代の小売業に有効なデータ活用ソリューションを提供中。本年度からはデータを活用した販促など具体的な施策支援へと事業領域を拡大しています。
株式会社DATAFLUCTは、非構造化データをはじめ、データの形式にとらわれない「マルチモーダルデータ活用」に強みを持ち、データの収集・蓄積・加工・分析を一気通貫で実現する企業です。
そんな両社が連携することで、新規出店の成功に向けたデータ活用支援を目指します。
株式会社True Data 代表取締役社長の米倉裕之氏は、以下のようにコメントしました。
新規出店は小売業にとって大きな投資を伴う決断であり、データ活用でリスクを低減し投資効果を高めることは、人口が減少する日本において非常に重要です。当社は今後、クライアントのデータ活用をテクノロジーが支援するAIソリューション群を次々と展開し、あらゆる企業がデータ活用できる社会をめざしてまいります。(一部抜粋)
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000098.000039871.html
(文・Higuchi)