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AIコンプラチェックのオープンアソシエイツ、AsiaVerifyと提携。東南アジア企業のチェックが可能に

Techable 2023年9月24日 20時0分

海外企業との取引や海外への事業展開を進める際、コンプライアンス情報が国内企業よりも不透明なため、リスクが生じる可能性があります。

そのため、海外企業の情報をリアルタイムに取得・更新し、与信に問題がないかを見極めていくことが非常に重要です。

このたび、「RoboRoboコンプライアンスチェック(以下、RoboRobo)」を提供するオープンアソシエイツ株式会社は、シンガポールに本社を置くAsiaVerifyと業務提携しました。東南アジア企業との取引時や現地での事業展開時に、リスクチェックが可能となります。

AIを活用したコンプラチェックサービス「RoboRobo」

「RoboRobo」は、AIを活用し、取引先や個人が法令・企業倫理・社会規範に違反していないか確認する反社チェックを、3ステップで完了できるクラウドサービスです。

取引先の登録は、Excelをドラッグ&ドロップするのみ。複数件の取引先のチェックを1クリックで実行できます。

チェック時には、AIが関連記事(インターネット記事+新聞記事)を3段階で自動選別し、注目度の高い記事から表示。証跡をまとめてダウンロードできるほか、調査対象の取引判断も含めて一元管理・社内共有できます。

業務提携の背景

そんな「RoboRobo」のユーザーから、「海外企業との取引時にリスクチェックを行いたい」という意見が寄せられ、オープンアソシエイツ株式会社は、海外企業との取引時のリスクチェックができない現状を課題の1つとして認識していました。

そこで、東南アジア企業のネガティブ情報を保有するAsiaVerifyと提携。同社は大手企業や金融サービスを含む世界17カ国へ提供した実績があり、データの信頼性や安定供給を実現しています。

東南アジア企業のリスクチェック、独自のUBO表記

今回の提携により、海外企業のコンプライアンスに関わる情報のリアルタイム更新・追加を「RoboRobo」で実現。「RoboRobo」ユーザーは、中国・台湾・香港などの企業のリスクチェックが1クリックでできるようになります。

また、マネーロンダリング、テロ資金供与対策のために実質的支配者(UBO)の情報確認が求められており、経営における複雑な構造を分かりやすく表現するため、独自に見やすいUBO表記を実現しました。

これらは、英語または現地の言語での表示が可能で、今後日本語表示を開発予定です。

なお、現在はトライアル期間で、事前調査の申し込み後、オープンアソシエイツが調査し、代行でデータを取得する形となり、データ納品時に別途料金が発生します。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000019531.html

オープンアソシエイツ株式会社 公式サイト:https://www.open-associates.com/

(文・Higuchi)

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