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東大発のRENATUS ROBOTICS社、世界4大アクセラレータ「Berkeley SkyDeck」に採択。米国での事業加速

Techable 2023年9月30日 8時0分

東大発・物流ロボティクスベンチャーのRENATUS ROBOTICS株式会社(以下、RENATUS ROBOTICS)は、世界の4大アクセラレータ プログラム「Berkeley SkyDeck」に採択されました。

今後、Berkeley SkyDeckのプログラムを通じて、ユニコーン・Nasdaq上場に向けた米国での事業展開・資金調達を加速させます。

なお、プログラムは、日本貿易振興機構(ジェトロ)が内閣府や経済産業省とともに展開する「グローバル・スタートアップ・アクセラレーションプログラム(GSAP)」のDeep Tech (IoT/Robotics/Mobility and others)コースであり、同社が選定されました。

米国カリフォルニア大学バークレー校発のプログラム

「Berkeley SkyDeck」は、エリック・シュミット氏や孫正義氏らを輩出した米国カリフォルニア大学バークレー校発の世界的なスタートアップ アクセラレータ プログラム。

同大学が持つ優秀な人材や優れた環境、リソースやネットワークに直結しているため、大学発スタートアップやディープテックの支援に強みを有しています。

同アクセラレータでは、約12週間のスタートアップ育成プログラムを米国現地とオンラインのハイブリッド形式で実施します。

また、RENATUS ROBOTICSは、カリフォルニア大学バークレー校からのインターン生も受け入れ予定です。

そしてプログラム最後には、100以上の投資家やVCが参加するデモデイが開催されます。

RENATUS ROBOTICSの自動倉庫システム「RENATUS」

RENATUS ROBOTICSは、縦横に自在に移動する高速シャトルと独自のアルゴリズムを組み合わせた最先端の自動倉庫システム「RENATUS(レナトス)」を開発中です。

同システムは、業界最高速クラス(4m/s)の速度でロボットが荷物を搬送する専用シャトル「RENATUS SHUTTLE」を備えています。棚に敷設された縦・横2軸のグリッドレールを踏みかえることで、最短経路を最速で搬送します。

この高速搬送を実現しているのが、3000台規模のロボットを最適制御できる配車最適化アルゴリズム「RENATUS CORTEX」。万が一ロボットなどの故障が発生しても、システムを継続稼働できるルートを瞬時に算出します。

また、高密度保管で省スペースを実現する独自構造の棚「RENATUS RACK」は、倉庫容積・形状に合わせたカスタマイズすることが可能。

これらのシステムにより、棚から梱包完了までの商品輸送コンベアを一掃し、コンベアコストを削減します。

さらに、大規模棚において、ピッキング・集約・梱包を1人の作業者で完結できる“ワンストップ梱包”を実現する「RENATUS STATION」も展開。順立て済みのコンテナと適切な出荷用段ボールが常に連続供給されます。

「RENATUS」をグローバル市場へ展開

RENATUS ROBOTICSは、東大発AI・ロボティクス企業TRUST SMITHグループのカーブアウト法人。米国法人および、その100%子会社に当たる日本法人の2法人で事業を展開しています。

同社は今後、「RENATUS」をグローバル市場へ展開する構え。物流センターにおける庫内作業の自動化・効率化に貢献します。

さらには、アームロボット・バンニング/デバンニングロボットによる庫内完全自動化や、自動運転トラックや自律走行・自動給電ドローンなどによる配送完全自動化を進め、「完全無人の自動倉庫」を実現したいとのことです。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000096486.html

RENATUS ROBOTICS株式会社 公式サイト:https://www.renatus-robotics.com/jp/

(文・Higuchi)

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