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メッセージ量に基づいてトークンを獲得できるプロトコル「DMTP」、日本円ステーブルコイン“JPYC”と連携

Techable 2023年10月8日 16時0分

Web3コミュニケーションプロトコル「DMTP」を開発しているシンガポールのHighphen Pte. Ltd.は、日本円連動ステーブルコイン「JPYC」を取り扱うJPYC株式会社とパートナーシップを締結した。

ウォレットアドレスに基づくメッセージの送受信が可能

DMTPは、ウォレットアドレスベースでメッセージの送受信ができるプロトコル。ユーザー同士でメッセージの送受信をすることはもちろん、Web3事業者がユーザーに対して通知やメッセージを送信することが可能だ。

メッセージはE2EEで(エンドツーエンド)で暗号化されており、DMTPを含めて誰もメッセージを見ることができない。DMTP がハッキングされたり、キーが漏洩したりしても、メッセージの安全が保たれるという。

なお、DMTP経由で交換されるすべてのメッセージは分散型で管理される。DMTPデータベースが消失した場合でも、過去のメッセージ データにアクセスし、キーを使用して復号化できる。

メッセージ量に基づいてトークンを獲得できる

DMTPのユーザーは、送受信されたアクティブなメッセージの量に基づいてDMTPトークンを獲得できる。

また、新しいユーザーを招待してトークンを獲得することも可能。システムが発行した招待URLが共有され、ユーザーが新規ユーザーを招待する…という流れだ。

メッセージ自動送信機能を搭載したCRM

DMTPは事業者向けにユーザーのオンチェーン/オフチェーンの分析や、オンチェーンデータからターゲティングしメッセージを配信するCRMを開発している。

CRMはメッセージ自動送信機能を搭載。同機能を使って全ユーザーの自動オンボーディングや特定のアクションに対するメッセージを送信することで、マーケティングコストを削減できる。

ユーザーの離脱ポイントで各ユーザーにサポートメッセージを送信すれば、離脱率を抑えることが可能。そのほか、DMTPのCRMではオンチェーンとオフチェーンの両方のデータに基づいて分析を行い、最適なユーザーに最適なメッセージを送信するといった“UXの向上”の役割も果たすという。

JPYCとDMTPが連携、より快適な利用体験へ

今回、日本円ステーブルコインであるJPYCとDMTPを連携することで、JPYCで決済を行ったユーザーが自動的に決済完了通知や領収書を取得するといった、より快適な利用体験を実現できるとのこと。

今後、Highphen Pte. Ltd.らは継続的に連携を進めていくことで、双方のエコシステムの成長を加速させるとともに、Web3の普及・推進に貢献できるよう精進する方針だ。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000108678.html

DMTP 公式サイト:https://dmtp.tech/

(文・Haruka Isobe)

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