実店舗向けデジタルソリューションのグローバルリーダーであるフランスのSES-imagotagは、カナダの家具小売店であるLFLグループとのパートナーシップを拡大すると発表した。
LFLグループは今後、SES-imagotagが展開する、実店舗を“デジタル資産”に変えるプラットフォーム「VUSION」の大規模展開を拡大する構えだ。
VUSION導入で価格とプロモーション戦略の自動化へLFLグループは2022年、2023年、2024年にわたる複数年のフレームワーク契約にもとづき店舗をデジタル化するために、SES-imagotagの「VUSION Retail IoTクラウドプラットフォーム(以下、VUSION )」「電子棚札(以下、ESL)」を採用した。
この契約は、LFLグループの全202店舗にVUSIONを導入するもので、LFLグループのフランチャイズ加盟店100店舗以上がこのソリューションの恩恵を受けられる可能性があるという。
LFLグループは、家電、家電製品、寝具売り場に、VUSIONのクラウド接続型ESLとソリューションを順次導入してきたが、現在は大型のESLを多用することで、これらのツールの利用を店舗の最大部分である家具売り場にも拡大している。
VUSIONを選択することで、LFLグループ傘下の店舗は機動性を高めながら、価格とプロモーション戦略を大規模に自動化する機会を得られるという。
棚とクラウドを接続、在庫・位置をリアルタイムで確認SES-imagotagが提供するVUSIONは、実店舗をスマート管理により“デジタル資産”に変えるプラットフォーム。価格の俊敏性、精度、正確性を向上させ、同時に価格、商品情報、マーケティングキャンペーンのオムニチャネル同期化を実現する。
VUSIONは棚とクラウドを接続し、商品の在庫や位置に関する正確な情報をリアルタイムで提供することで在庫、欠品、無駄を削減し、棚上の在庫状況と商品計画のコンプライアンスを改善。
従業員を煩雑な作業から解放するとともに、消費者により良い商品や情報、トレーサビリティを提供し、レジ不要のスキャン&ペイといった機能によりストレスの少ない買い物体験を可能にする。
従業員が充実した買い物体験を提供可能に今回のパートナーシップを拡大を受け、LFLグループ社長兼CEOは「SES-imagotagのテクノロジーは、価格設定やプロモーション戦略の自動化を支援する重要なパートナーであり、注文入力時間を短縮することで、当社の従業員がより充実した買い物体験を提供できるようになりました」と語っている。
SES-imagotagは、新たな業種と北米での事業展開をさらに拡大するため、両社間の展開契約により、自社プラットフォームの展開店舗を130店舗追加するとともに、新たな店舗カテゴリーにも拡大する予定だ。
従業員や消費者、双方にメリットをもたらすVUSIONの普及に今後も期待したい。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000126241.html
(文・Haruka Isobe)