カナダのモントリオール市に設立されたRemote Camera Technology社(以下、RCT社)は2010年以来、遠隔操作できる“PTZ カメラ”のコントロールシステムを製造してきた。
しかし、従来よりPTZ リモートカメラの遠隔操作で用いられていたジョイスティック型のコントローラーでは、映像業界で求められるカメラワークをライブで表現することが困難だったという。
そんななか今回、リモートカメラの制御を革新的に変える、RCT社のPTZ リモートカメラ向けパンバーコントローラー「FR-1 Fluid Remote(以下、FR-1)」の国内取り扱いが開始される。
同製品は従来のジョイスティック型コントローラーの枠を超え、カメラマンの直感を尊重した遠隔操作を可能にし、PTZ カメラのライブカメラワークをダイナミックに進化させるという。
PTZ カメラを直感的に遠隔操作できるコントローラー今回、RCT社の販売代理店である株式会社アスク(以下、アスク)は、FR-1の国内取り扱いを開始すると発表。
同製品はパンバーを使ってPTZ リモートカメラをカメラマンの意のままに、より直感的に遠隔操作することができる革新的なソリューション。SONY FR7をはじめ、PANASONIC AW-UE80、CANON CR-N300など主要メーカーのカメラ機種に対応している。
FR-1ではタッチパネルでの操作により各リモートカメラの設定、OSDメニューの表示、項目選択が可能。カメラ機種に応じてそれぞれ独自のメニュー項目、ユーザーインターフェースを用意しており、カメラ付属のリモコンやウェブブラウザからアクセスしないと変更できなかったカメラ内部の設定も、FR-1から直接操作できる。
最大8台のリモートカメラをコントロール可能カメラメーカーや機種の異なる複数のカメラを切り替えて、最大8台のリモートカメラを1台のFR-1でコントロールすることも可能。
ネットワークの環境次第では、インターネット越しに遠隔地にあるリモートカメラを三脚撮影と同様の操作性で、世界中のどこからでも躍動的なカメラワークを表現できるという。
今後アスクは、RCT社が手がける高機能ロボティックカメラコントローラー「CS-3」、カメラ雲台を備えたモーター駆動伸縮式ポール「MC-1」などの国内取り扱いも順次対応する予定だ。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000603.000008686.html
(文・Haruka Isobe)