米国シリコンバレー発のMODE, Inc.(以下、MODE)は、リアル空間の作業現場における状況変化や異変を生成AIがチャットで報告する「BizStack Assistant」ベータ版の提供を、2023年11月1日より開始する。
利用者はまるで現場に専属のアシスタントがいるような感覚で、リアルタイムの情報や緊急のアラートを受け取ることができる。
AI×IoTで作業現場の状況をリアルタイムで報告米国カリフォルニア州に本社を構えるMODEは、現場DXを加速させるソリューション型IoTプラットフォームを提供している企業。
同社の「BizStack Assistant」は生成AIの持つ一般的な知識と、現場で計測されたリアルタイムの現場データから現場の「いま」の状況や変化を分かりやすい自然言語で報告するチャット型アシスタントだ。
自然言語での報告だけでなく、リアルタイムデータの集計やグラフなどによる可視化にも対応。スマートフォンの小さな画面の中で操作・設定する必要がなく、チャットツールを介した自然言語からの指示だけで、自動でデータ集計やグラフ作成を行い、回答する。
ユーザーが日常利用しているSlackやMicrosoft Teamsといったチャットツールに対応しており、慣れない新たなアプリを使いこなす必要なく、導入と活用をスムーズに進められる。
建設現場や物流倉庫で活躍!BizStack Assistantの利用シーンとしては、建設現場や物流倉庫などが挙げられる。
たとえば建設現場で異常が発生した場合、AIが異常を報告し現場監督を支援する。一般的なチャットボットは、人間のほうから話しかけないと会話が始まらないが、BizStack Assistantは必要なときに自ら人間に話しかけるのが特徴だ。
人間と同じ自然な言葉でやりとりできるため、利用者はAIとあたかも一緒に仕事をしているような気分が味わえるという。
製造設備や物流設備などの日常点検もBizStack Assistantがしっかりサポート。複数の設備やフロア、他拠点のデータを一元化して日報を自動生成することが可能だ。さらに、屋内の位置測位データにも対応しているため、作業員や無人搬送車の位置と動線を分析し、それをもとにレポートを作成できる。
さまざまな現場の作業効率を向上させるBizStack Assistantの今後の利用拡大に期待していきたい。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000160.000035514.html
MODE, Inc. 公式サイト:https://www.tinkermode.jp/
「BizStack Assistant」Webサイト:https://www.tinkermode.jp/bizstack/assitant/
(文・Haruka Isobe)