今年の夏の猛暑がまだ記憶に新しいが、季節は変わり、今度は寒さ対策が必要な時期になってきた。こういった気候に左右されず「アウトドアライフでも快適に過ごしたい」と思う人もいるだろう。
ハンディタイプのポータブルエアコン「ZERO BREEZE」は、2016年に登場して以来、アップデートを繰り返し、バッテリー駆動型のポータブルエアコンとして車中泊を楽しむ人たちの間などで人気となっている。
同シリーズの最新型「ZERO BREEZE Mark 3」が、現在、資金調達サイトINDIEGOGOにてプロジェクトを実施している。
屋外でも使えるエアコンもともとは家庭用として、屋内環境で使用できるよう設計されたというポータブル・エアコン。
これを屋外でも快適に使用できる、真の“ポータブルなエアコン”を実現するためには、コンプレッサーからダクトシステム、電源システム、排水システム、さらにはネジや付属品に至るまで、屋外での使用を想定して再設計する必要があったという。
「Mark 2」よりもパワーアップ!屋外でも快適に前モデルである「Mark 2」に比べ、「Mark 3」はサイズは同じでも馬力が格段にアップ。
そのため、夏の暑い時期に屋外やキャンピングカー、テント、船などどこにいても涼しく快適に過ごせる。
また、Mark 3は静穏設計なので快適な睡眠を促すほか、屋外での素早いクールダウンなどにも最適だ。
持ち運びに適しているのはもちろん、電源とつなげるのも簡単。
このほか、内蔵のマイクロポンプにより、同製品内にたまった水を重力にさからって簡単に素早く排水できるので、キャンプの手洗い用の水などとして使い勝手がよさそうだ。
気分やニーズに合わせてモードを調整可能Mark 3は、体への負担が少ない“優しい風”だけでなく、急速に冷やしたいとき、就寝時は静かに…など多様なニーズに対応。穏やかな風がほしいときや、暖をとりたいとき、加湿したいときなど、ユーザーの気分に合わせて調整できる。
クールモードでは、風の吹き出し口の温度が5分で華氏20度(摂氏約6.7度)以上下がる。逆にヒーティングモードは、同じく吹き出し口の温度は5分で華氏20度(摂氏約6.7度)以上上がる。暑くてたまらないとき、急速に冷やしてくれるロケットモードは真夏のアウトドアに最適だ。
スリープモードは46デシベルという静けさを実現。ドライモードでは効率的に除湿し、快適な空間に。ファンモードは省エネしながら自然な風を楽しめる。
いずれもリモコン操作で、室温や気温、エアコンの吹き出し口の温度に関係なく、ユーザーが求める快適さに合わせてカスタマイズできるのが魅力だ。
ペットを熱中症から守るケアモードも同製品には、暑さからペットを守るために温度を調整できるケアモードも搭載されている。
このケアモードは、特殊な任務をこなすワーキングドッグが輸送中に直面する厳しい条件から着想を得たという。
輸送中、閉鎖された空間はうだるような暑さとなり、任務を控えた彼らにとって熱中症などが深刻なリスクとなる。犬は発汗による体温調節ができないため暑さに弱いのだ。
Mark 3のケアモードは、ユーザーが特定の温度を設定でき、ペットがいれば彼らに適した温度を一定に保つことができる。暑さからペットを守ることができるので、キャンプなどにおいて快適さを高めるだけではなく、安全安心にアウトドアライフを楽しめるだろう。
Mark 3へ給電できる発電機「ElecHive」にも注目超小型ながらパワフルな発電機であるElecHiveは、2500Whの容量と2200WのAC出力により、Mark 3などのさまざまな機器にスリープモードで最大16時間も電力を供給できる。キャンプや屋外での作業はもちろん、自宅のバックアップ電源としても使用できそうだ。
Mark 3はクラウドファンディング後、少量生産で試作を行ったのちに大量生産に進み、初期注文の製品は来年4月に出荷される予定だという。
アウトドアリビングブランド「ZERO BREEZE」2016年に設立された「ZERO BREEZE」は、テクノロジーを駆使したアウトドアリビングブランド。
同年、初のポータブルエアコンZERO BREEZE Mark 1を発売して以来、革新的な技術とユーザーエクスペリエンスの完璧な相乗効果を追求し続けている。40以上の国と地域に拠点を持つZERO BREEZEは、革新的な技術を駆使し、アウトドアライフを快適にしていく意気込みだ。
(文・根岸志乃)