大手メディアのITシステムを手掛けるHOUSEI株式会社は、同社が日本国内向け代理店契約を獲得したクラウド勤怠管理サービス「TimeTec」と顔認証端末を連携したソリューションを提供すると発表した。
同ソリューションにより、従業員は顔をかざすだけで施設に入れるようになるほか、偽造やなりすましのリスクを最小限に抑えられる。
鍵の携帯は不要、顔をかざすだけで入館できるTimeTecは、オフィス・在宅・出先など、いつでもどこでもスマートフォン、顔、指紋などによって出退勤を打刻することができるクラウド勤怠管理サービス。GPSによる移動距離の計算や追跡の機能、残業申請フロー・連絡機能などを備えているのも特徴だ。
同サービスは、マレーシアで2000年に設立されたソフトウェア会社TimeTec Co. Ltd.が展開しており、現在世界33か国で利用されている。
TimeTecと顔認証端末が連携することで、従業員は鍵やカードキーを携帯することなく、顔をかざすだけで簡単に施設に入ることが可能に。これにより、業務の効率が向上する。
従業員の給与計算を正確に行うことが可能に従業員の出勤時間情報は顔認証データと連携し、TimeTecに自動的に反映される。つまり従業員の出勤管理が簡素化され、時間外勤務や勤務時間の計算が正確に行われる。
手動入力エラーや不正確な情報が発生するリスクを排除し、従業員の給与計算も正確に行うことが可能だ。退勤時も顔認証あるいは、そのほかのデバイスで退勤情報を登録できる。
なお同ソリューションでは、HOUSEIの顔認証端末「WelcomID」をはじめ、要望に合わせてさまざまなハードウェアと連携可能だという。
偽造やなりすましのリスクを最小限に抑える顔認証は高度な生体認証技術であり、偽造やなりすましのリスクを最小限に抑えることが可能だ。従業員は自身の顔を使って認証を行い、ほかの認証方法よりも高いセキュリティを実現できる。
従業員の利便性向上、セキュリティ向上を目指す企業にとってはチェックしておきたいサービスの一つといえそうだ。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000052.000035497.html
TimeTec サービスサイト:https://www.timetecta.com/
(文・Haruka Isobe)