多くの企業でAIが活用されている近年、AIを活用する際に不可欠とされているのが「データのボリュームと正確性」である。
膨大なデータを読み込み、正確性を高めるためには、AIに学習させたいデータにタグ付けを行う「アノテーション」と呼ばれる工程が必須だ。
オーストラリアに本社を構え、トレーニングデータでAI開発をリードするアッペンの「アッペンAIデータアノテーションプラットフォーム」は、高度なAIトレーニングデータを、専門的な知識がなくても誰でも簡単に作成できる。
ラベル付けされたAIトレーニングデータを構築できる「アッペンAIデータアノテーションプラットフォーム」は、企業のAIプロジェクトに対する取り組みを強化することを目的としたプラットフォーム。ラベル付けされたAIトレーニングデータの構築とそれによるAIモデルの継続的な改善と開発が可能だ。
同プラットフォームでは、インテリジェントな相互作用注釈ツールやプロセスなど、最先端の機能を包含しており、高度な機能としてInteractive Intelligent Annotationを搭載している。
同機能は、モデルが主要被写体の輪郭を予測しながら、アノテーションの対象となる前景オブジェクトを迅速に選択できるというもの。
アノテーションエラーが発生した場合、この機能を使用することで、背景位置の選択から収集されたフィードバックにもとづいて、インテリジェントなエッジ精密化と消去操作を自動的に実行する。
また、インタラクティブな入力機能により、モデル認識プロセスの精度を高めることが可能だ。
ワンストップのデータシステムを構築可能今回、アッペンの日本法人であるアッペンジャパン株式会社が発表したSaaS版では、企業開発者が自社のデータを「アッペンAIデータアノテーションプラットフォーム」と簡単に統合できるようになった。
ワンストップのデータシステムを構築することが可能になるほか、ユーザーが特定のプロジェクトのニーズに応じてワークフローを独自にカスタマイズできるようになる。
手作業のアップグレードなしで最新機能を導入SaaS版では、ユーザーは手作業によるアップグレードやコストのかかる移行作業に煩わされることなく「アッペンAIデータアノテーションプラットフォーム」の最新機能を導入できる。また、セキュリティ対策においてもアップグレードされたものを利用することが可能。
なお、サービスプロセスは簡単。「構成選択」「無料トライアル」「契約締結」「本番導入」という4つのシンプルなステップで、ユーザーはプラットフォームを導入し、プレミアム機能を利用できる。
迅速、かつ効率的に高品質なアノテーションを実行したい企業にとって、ぴったりのプラットフォームではないだろうか。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000109811.html
(文・Haruka Isobe)