印刷物の製作工程では、色を統合的に管理する“カラーマネジメント”が行われる。そんなカラーマネジメントの際に役立つポータブル分光測色計「eXact Basic Spectro(イグザクト・ベーシック・スペクトロ)」がエックスライト社より発売された。
Japan Color エントリーユーザーをはじめ、色の数値管理を手軽に実施したい商業印刷会社に最適な新モデルだ。
濃度測定値を基準色と比較して合否判定エックスライト社は、色の数値化・測定を通じたカラーマネジメントシステムの開発・製造メーカー。米国ミシガン州を本拠地とし、カラーサイエンスおよびテクノロジー分野において世界をリードしている。
今回、同社が発売したeXact Basic Spectroは、従来モデル「eXact Basic Plus」に色差の確認機能やJapan Colorジョブ機能を追加した新モデルだ。
同モデルでは、カラーとパッチタイプを自動的に認識。濃度測定値を基準色と比較し、合否判定を行う。作業の効率性を高め、測定時間の短縮と精度の向上を図る。
印刷曲線を測定し、濃度トレンドグラフを表示eXact Basic Spectroはインキトラップ、プリントコントラスト、ヒューエラーを含む濃度要素を検証するだけでなく、オフセット印刷プレートも印刷可能。印刷曲線を測定し、濃度トレンドグラフを表示する。
スポットモードでは、4つのM*1条件(M0/M1/M2/M3)を1秒以内で測定。4つのアパーチャーサイズ(1.5mm、2mm、4mm、6mm)とBluetoothによるコードレス機能で、多様な用途に対応する。
eXact Basic SpectroはJapan Color対応のエントリーモデルでもあるため、今後日本での活用が広がることだろう。
*1…測色機の照明条件において新しく設定された規格
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000127731.html
製品ページ:https://www.xrite.com/ja-jp/categories/portable-spectrophotometers/exact-basic-plus
(文・Haruka Isobe)