水中ドローン「BlueROV2」のメーカーである米国BlueRoboticsが開発した、拡張性の高い小型無人ボート「BlueBoat」の国内販売が開始された。
同製品は、最大15kgのバッテリーとペイロードを運搬する能力を持ち、さまざまな機器を取り付けることが可能。音響測深機からプロトタイプの電子機器まで、幅広い用途に対応できる。
自動航行ができる小型無人ボート「BlueBoat」BlueBoatは制御電子機器、バッテリー、配線を船体内部に整然と収めた小型無人ボートだ。
高性能なNavigator Flight Controller、GPS、ArduRover制御ファームウェアを備えており、高精度なGPSウェイポイントナビゲーション、位置保持、無線信号が失われた際の自動帰還などを実行可能。
また、ドラッグアンドドロップでミッションを計画する機能により、複雑なミッションをわずか数分で簡単に設計する。
手動操作をする場合や自動航行のミッションの修了時は、ジョイスティックコントローラーを使ってマニュアルで操縦できる。
60時間以上の連続動作が可能BlueBoatは特有の深い船体形状で雑草や破片を効果的にかき分け、M200モーターによって駆動されるウィードレスプロペラで、障害物を効率よく取り除く。雑草が密生する湖など、さまざまな環境での使用に適している。
最大数のバッテリーを搭載した場合、60時間以上の連続動作が可能。1つのバッテリーだけでも9時間以上稼働し、30km以上の距離を移動できる。
なおBlueBoatの販売会社であるチック社は14.8v、15.6Ahのリチウムイオンバッテリーを推奨している。これは水中ドローン「BlueROV2」で使用されているものと同じもので、このバッテリーを複数つなげることで運用時間を延ばすことができる。
高い操作性や持久力を備えたBlueBoatは、水路調査とロボット工学システム開発のための理想的なプラットフォームとして重宝されそうだ。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000028242.html
製品ページ:https://www.rov-fun.com/blueboat/
(文・Haruka Isobe)