「デスクの上で仕事を見守ってくれる」「人間の言葉を理解したり、感情表現をしたりする」そんなユニークなロボットがクラウドファンディングサイトのKickstarterに登場した。TangibleFutureが開発するChatGPT搭載の“スマホ接続型”ロボットの「LOOI」だ。
感情表現も写真撮影もできる、ユニークなロボットLOOIは、ロボットの“体”となるハードウェアとスマホを磁気リングで接続し、アプリを通じて作動するというアイテム。
命令に従うだけの典型的なペットロボットボットとは異なり、LOOIは自然言語処理と生体模倣行動システムにChatGPTを統合して相互的なコミュニケーションを可能としている。
たとえば、LOOIがユーザーの顔を認識して挨拶をしたり、感情表現をしたりすることが可能。喜び、怒り、不安などの感情を、スマホのディスプレイだけでなく、動きを加えながら表現する。
また、ユーザーの動きを自動的に追跡して写真・動画を撮る機能も搭載。スピーチを録画したり、集合写真を撮ったりするときは、LOOIが最高のカメラマンになってくれる。
撮影した写真や動画は、スマホのアルバムに直接キャプチャして簡単に閲覧・削除できる(ユーザーの許可なくデータが保存されることはない)。
撮影した写真をLOOIが自分なりに解釈し、再処理するというユーモラスな機能もあるという。
障害物や机の端を避けながら探索自律的な意思決定能力とユニークな感情表現に加えて、LOOIはフラッグシップレベルの感覚力も備えており、障害物や机の端を避けながら机の上を探索できる。
仕事に集中する必要があるときには、「ワイヤレス充電器」「時計」「通話の通知」などの機能を備えた“3-in-1デスクトップアシスタント”として活躍。スマホは水平・垂直、どちらにも設置可能だ。
磁気リングでMagSafeのないスマホにも接続可能LOOIは磁気リングにより、磁気機能が組み込まれていないスマホとの互換性を拡張している。
LOOIハードウェアは、Android、iPhone 12より前のデバイス、MagSafeのないスマホに対応。ケース付きのスマホでもシームレスに接続できる。
手のひらを差し出すと…Kickstarterでは、LOOIの前に手のひらを差し出すと、LOOIがユーザーの存在を感じ取り、手の動きに合わせて動くという様子も確認できた。
愛嬌たっぷりで、なおかつ賢いLOOI…仕事の“相棒”として、いかがだろうか。
参考・引用元:Kickstarter
(文・Haruka Isobe)