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米レイクウッド・ランチが次世代の住民サービス「Customer Blueprint」を導入|施設予約や地元活動など住民体験の向上を支援

Techable 2024年7月9日 18時0分

米国フロリダ州に位置する多世代コミュニティであるレイクウッド・ランチは、住民参加とコミュニティ管理を目的とした初の統合型デジタルプラットフォーム「Customer Blueprint」を導入した。

プロップテック*企業のCecilian Partnersが開発した同ツールによって、レイクウッド・ランチは住民体験の革新へと動き出している。

*プロップテック:Property(プロパティ=不動産)とTechnology(テクノロジー=技術)からなる造語

住民体験の向上とコミュニティ管理を実現

米国ペンシルベニア州を拠点とするCecilian Partnersは、土地から分譲地、住宅、住民に至るまで、デジタルフットプリントの改革を目指す全米の土地開発業者や住宅建築業者と協力関係にある。同社のコミュニティ開発ソフトウェア、3Dマップ、データソリューション、住民参加のプラットフォームは、プレイスメイキングを簡素化し、住宅購入の体験を盛り上げている。

今回、レイクウッド・ランチに導入されたCustomer Blueprintの主な特徴は、住民体験のすべてが1か所で完結するコンテンツ、そして登録したユーザーの行動を分析し、最適化する機能の2つである。

Customer Blueprintでは住民体験の重要な要素が1つにまとまっており、アプリとウェブサイトからそれらにアクセスすることができる。

施設・イベントの予約、コンテンツ管理が可能

Customer Blueprintを利用すれば、住民はイベントのチケットや施設の予約から、地元の活動の詳細に至るまで、すべてにアクセスすることができる。

バックエンドでは、オペレーティングハブによってコンテンツ管理や行政の仕事、施設への支払いが統合され、住民との直接的なコミュニケーションも可能になる。

ユーザー行動の分析&最適化

ユーザーの興味や行動に関する情報をリアルタイムで収集できるのも大きな魅力である。

レイクウッド・ランチの上級副社長であるLaura Cole氏は、Customer Blueprintを導入した主な理由として、同ツールが住民体験の向上に資するフィードバックメカニズムを備えていることをあげた。同氏は「住民の意見や反応を把握できれば、住民がコミュニティの一員になるのを体感できる、それをお手伝いすることができる」と語っている。

レイクウッド・ランチで証明された有効性

全米で最も複雑かつ先進的な計画コミュニティの1つであるレイクウッド・ランチへのCustomer Blueprintの導入は、その有効性を証明するに足る成果を残している。

実際、わずか数か月のうちにコミュニティの住民4,000人以上と住民以外の1,500人以上がプラットフォームに登録。アプリは2,500ダウンロードを突破し、住民のログイン回数も1日に平均2.2回に上っている。

ユーザーが増えるにつれ、より多くのデータが収集され、レイクウッド・ランチはそこからより多くを学び、常に変化する住民のニーズに応えられる──これが同社の“顧客中心の戦略”の核となる部分だ。

Lakewood Ranch Community Activitiesの社長兼CEOであるKeith Pandeloglou氏は、「現在、当社は主要な指標を追跡し、コミュニティ・アメニティやプログラムを改善するためのデータ主導の決定を下すことができる」と述べた。

Cecilian Partnersの共同創設者兼CPOのPhilip Worland氏は「レイクウッド・ランチにCustomer Blueprintを導入するにあたっては、Lauraたちのチームと共同作業をすることが重要だった。彼らはこのコミュニティでどうしたら成功するかを熟知しているからだ」と語っている。

参考・引用元:
Cecilian Partners
PR Newswire

(文・せな)

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