県内であとを絶たない特殊詐欺。4日も100万円をだまし取られる被害が警察から発表されました。とくにいまは新紙幣の発行に便乗した詐欺に注意が必要だといいます。
新潟市内のスーパーで行われた防犯訓練。
不審者が現れた際の対応について確認しました。
店を訪れた人の安全・安心を守るために続いて行われたのは…
〈被害者役〉
「払戻金があるって連絡が来て、その手続きをしに来たんだけどお店の方が詐欺じゃないかって」
ATMを使った「特殊詐欺」への防犯訓練です。
県警によると、ことし1月から5月末までの県内での特殊詐欺の被害額は約2億6000万円近くに上ります。
発生件数は71件。そのうち、ATMやネットバンキングを使っての件数が半数以上を占めます。
とくに注意が必要なのが新紙幣の発行に便乗した特殊詐欺です。
『「旧紙幣が使えなくなるから」と言われ、交換を求められた』
『金融機関の職員を装った者から「新紙幣と交換する」と言われた』
そうした詐欺のおそれがあるといいます。
〈新潟西署 生活安全課〉
「新紙幣が発行されたが、旧紙幣も同じように使える。新紙幣が使えないといった電話や呼びかけがあってもそれはウソ」
警察は新紙幣に関する電話がかかってきた際は周りの人や警察に相談してほしいと呼びかけています。
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