夏の甲子園出場をかけた高校野球県大会が開幕しました。球児の熱い戦いが期待される一方で心配されるのが“夏の暑さ”です。そこで、ことしの大会から選手の健康を守るため熱中症対策で新たな取り組みを行います。
去年の優勝校・東京学館新潟を先頭に入場行進する球児たち。夏の甲子園出場をかけた高校野球県大会が7月5日開幕しました。大会には78校・67チームが出場します。
選手宣誓は長岡工業の竹部匠眞主将が務めました。
〈長岡工業高校 竹部匠眞主将〉
「宣誓！私たちの高校野球はコロナ禍まっただ中で始まりました。私たちは勇気や感動を届けることで支えてくださったすべての方に恩返ししたいと思います。聖地・甲子園を目指し最後までひるまずしぶとく戦い抜くことをここに誓います」
開幕戦は高田北城と糸魚川白嶺が対戦。
高田北城が初回に犠牲フライで得点！リードを保ったまま5回が終わると…
《場内アナウンス》
「ただいまより熱中症予防のため10分間のクーリングタイムを開始します。スタンドで観戦・応援されている方も休憩と給水、クーリングを行ってください」
選手たちがベンチ裏で体を冷やし休息をとる「クーリングタイム」が設けられているのです。
さらにことしは「熱中症特別警戒アラート」が発表された場合、試合を行うかどうか協議しますが、原則、延期となります。
開幕試合は高田北城の投手・齋藤が完封勝利を飾りました。
順調に日程が進めば7月25日に決勝戦が行われます。