新潟市の児童がコメ作りの課題や可能性を学ぼうと暑さに強い品種の研究を行う新潟大学を訪ねました。
コメ粒や稲わらに興味津々の子どもたち。
新潟市南区にある大鷲小学校の5年生です。
早速、何かを発見!
〈児童〉
「細さが違う」
「暑かった時のイネと普通の時のイネが違う」
児童たちは総合学習の一環でコメ作りについて学んでいます。
農家から話を聞く中で、夏の暑さが課題だと気付き、暑さに強いコメ「新大コシヒカリ」の生みの親、新潟大学の三ツ井敏明特任教授に話を聞きに来たのです。
〈児童〉
「このコメを作ろうと思ったきっかけは何ですか」
〈三ツ井敏明 特任教授〉
「20年前も夏の暑さでコメの品質、白く濁ってしまうことが問題だったんです。農家さんが困っていて」
〈児童〉
「短所はありますか」
〈三ツ井敏明 特任教授〉
「いもち病菌に強くない。ちょっと厳しい質問ですね」
それでも…
〈三ツ井敏明 特任教授〉
「一緒に研究をしてくれる人が出てくれればうれしいと思っています」
その思いは児童にも届いているようでした。
〈児童〉
「暑さに強かったり自然災害に備えられるコメを作れたらいいなと思った」
「去年ぐらいの暑さに耐える新大コシヒカリはすごいなと思いました」
〈新潟大学 三ツ井敏明 特任教授〉
「農業、農学、コメ作りに興味を持ってくれる生徒が大学に来て、研究をしてくれればこんなにうれしいことはない」
児童は1年間コメ作りを通してSDGsについて学ぶということです。
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