9日、自動車販売会社から車をだましとった詐欺の疑いで、新潟市の自営業の男（51）が逮捕されました。また、同じ自動車販売会社に対する恐喝未遂の疑いで、この車の買主の新潟市の会社役員の男（48）と解体作業員の男（55）も逮捕されています。
警察によりますと、自営業の男（51）は、去年4月、新発田市の自動車販売会社に対し「買主への納車を代行する」「自分が渡しておくから」などの嘘を言い、車をだまし取った疑いがもたれています。車の販売価格は300～400万円ほどだったということです。
警察の調べに対し、男は「弁護士と話してから事件について話します」と認否を保留しています。
また、この車の買主の会社役員の男（48）と解体作業員の男（55）は、去年10月、同じ自動車販売会社に押しかけ「車が納車されなくて困ってんだ」「どう責任を取るつもりだ」「誠意を見せろ」などと怒号を上げ、金銭を要求した疑いがもたれています。自動車販売会社の役員がこれに応じなかったため、金銭を取られる被害はありませんでした。
警察の調べに対し、男らはそれぞれ「脅していないし、金銭を要求していない」「事実確認に行っただけだ」などと容疑を否認しています。
自動車販売会社が警察に届け出をしたことでこの事件が発覚。容疑者らの逮捕に至ったということです。
この車がどこにあるかは現時点で分かっていません。
警察は、車の所在や2件の関連、3人の関係性について調べています。